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2009-12

ケプラーの憂鬱

使いやすくて気にいってた歯ブラシを歯ブラシ受けに戻すとき、
つい手元が狂って洗濯機の裏側に落してしまった。
もう2度ととれない場所。いい歯ブラシだったのにな、残念。

いや、じつは、歯ブラシを落としてしまうほどドキッとした出来事があったのだ。
なにげなく「ケプラーの憂鬱」という言葉で検索していたら、
まったく同じタイトルの本があることを発見!
ジョン・バンヴィルという人が書いたケプラーの半生記。
海外の本ということだけど、原題は何なのだろう、気になります。

「ケプラーの憂鬱」という題名、自分で気に入っていたので、ちょっとショック。
どうして? 「ケプラー」と「憂鬱」の組み合わせなんて、誰もが思いつくものでもないだろうに。
なんか、すごく複雑な気分。
やっぱりタイトルはとても大切だと思うし、いつもかなり時間かけて考える。
そうか、思いついた時、真っ先に検索すればよかったのか。ひとつ学びました。

その昔、初めて書いた芝居の脚本のタイトルは、
『子供の情景~あした、天使のように空が晴れたら』でした。
印象的なタイトルにしたくて、わざと長いサブタイトルをつけた。その後も、
『金の夜・銀の森~木々のささやきを聞くためのいくつかの方法』
『その名はブルー~指先から離れゆくものたちの最後の感触について』
というふうに長いサブタイトルをつけて、「唯一無二」な感じを出してきた。
「ブルー」のサブタイトルについては、
ある人から「清水邦夫っぽいね」と言われて嬉しかった。
それぞれに思い入れがあります。

で、今回の『ケプラーの憂鬱』は初めてサブタイトルなしでズバッと付けた。
この物語にはこれ以外ないだろう、くらいの潔い気持ちで。
それだけに、同じ題名の本が存在するというのは、なんか複雑な心境。

「大切な我が子に、世界でたったひとつのすばらしい名前をつけてあげよう」
と思って名前をつけたら、じつはまったく同じ名前の子供がいた、という感じ。
同じことを考えた人が世の中にもうひとりいる、ということが、かなり切ない。
うーん、今夜は飲むかっ。

もちろん、内容は唯一無二の物語。
そう気にしなくてもいいのかもしれないが、
とりあえず歯ブラシを落とすくらいには動揺した。

しかし。

シアターノーチラスの『ケプラーの憂鬱』であることには変わりない。
ただひたすら、いい舞台を創ることだけ考えよう。
今後だれかが『ケプラーの憂鬱』と口にすれば、
それはノーチラスの舞台を指している、くらいにしよう。
文句のあるやつは、おいらが相手になる。

そう決心した2009年12月17日19時27分。








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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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