2011-03

宿題

部屋の片づけ中、長い間あけていない段ボール箱を開いたら、
10年以上前に書いた脚本が出てきました。
その頃は劇団をやってなかったから、
上演するアテもなく、ただ書きたくて書いたのだろう。

ちゃんとプリントしていたことを忘れていたので驚いた。
しかも、けっこうな枚数書いてある。

『その船の名前』という芝居で、
台風が通り過ぎた翌日、巨大な船が流されてきて、砂浜に打ち上げられる、
その船のまわりで起こる群像劇。
打ち上げられた船が、また沖へ帰っていくまでの話。

最初に船を発見する浮浪者、
生真面目な警官、卑劣な町長、精神病院の窓から船を見ている元・町長、
口のきけない少女、ナイフ投げの少年……
なんていうか、人間の発想することというのは、
時間がたっても変わりませんなあ(照)。

当時はこの脚本のアイデアをすごく気にいってて、
この場面はどうしようとか、ラストはこんなふうにしようとか、
かなり具体的に考えたのでした。

あ、もちろん、舞台上は一面の砂、砂、砂。
そして巨大なスクリュー。

今これをやるなら、オノさんがスクリューを作ってくれるのかな。
砂は、どこから、どうやって運ぶ?

せっかく発見したから、いつかやりたいね。

この話を思いついたのは、
もうずっと前、九州のどこかで、大きな台風のために、
沖に停泊していた船が海岸に乗り上げたという出来事が実際にあり、
その船の写真を、駅のホームのニュース写真、
ほら、あるでしょう、1枚の写真と数行のキャプションだけの、あれ、
あれを見た時。いやあ、その時のことも覚えてるよ、はっきり。
どこの駅だったかも。

記憶って、面白い。
「それを今も覚えている」ということに気づかなかった。
へんな言い方だけど。

みんな、いつかきっとやろうね、
『その船の名前』。

これ、ぼくの宿題にします。








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