2011-08

ディックの世界?

8月31日。
朝から、白いままの計算ドリルや漢字練習帳を眺めて、
すごく憂鬱な気分になっていた、たくさんの8月31日を思い出す。

もしかしたら、おとなになってもそんな8月31日の気分を思い返し、
ブルーな気分になる「8月31日症候群」の人も多い気がします。

ティム・オブライエンの小説に『世界のすべての7月』というのがあるけど、
『世界のすべての8月31日』という物語が書けそうな気さえする(笑)。

さて、今朝のちょっと興味深いニュースは、
ある人のスマホにダウンロードすれば、
その人の現在位置や通話記録、DLしたアプリなどがわかってしまう、
そんなアプリが開発されて、すでに実用化されているという話。

恋人や夫・妻たちの行動がある程度は把握できるわけで、
恋愛ツールとして注目されてるらしいです。

しかし、これってじつは、かなり深刻な発明なんじゃないかな。
明確な根拠があるわけではないが、この発明が進んでいくその先には、
何か怖いものが待っているような気がします。

人間を電話機のそばにいることから解放し、
行動の自由度を広げるためのツールが携帯電話だったはずなのに、
このアプリは、それとは逆。
人間からプライバシーを奪い、場合によっては行動を制限する。
明らかに「管理」のためのツール。

こんなものが出回ってもいいの?
なんか、すごくザワザワして不安です。
フィリップ・K・ディックが書きそうな社会になる、
その前触れではないのか?

今はスマホを中心にした個人情報を知るだけのアプリだが、
やがてそこから、その人の趣味嗜好、考え方や思想が導き出され、
ひいては「将来」が予測され、それが人間の「価値」判断に使われる。

「こいつは危険な人間になりつつある」なんて判断されれば、
いつの間にか監視が始まる……
なんて、近未来SFみたいなことが起こるんじゃないかな。

考え過ぎ?

でも、たとえば原子物理学が誕生したとき、
いやいや、そもそも原子というものの存在が明らかになったとき、
それを発見した科学者は、
「いずれ人間は核兵器を発明する」なんて想像しただろうか?

多分、想像してないんだろうなあ。

人間はすばらしい知恵を持っているのだろうけど、
そのうちのいくつかは、
人間自身をじわじわと追いつめることに使われている。

いや、もしかしたら、
そうやって人類というものが自分たちを追いつめていくのは、
自然淘汰という大きな地球のルールの中で
あらかじめ決められていることなのかも知れませんが。

なんにしても、そのアプリのことは、
ちょっとゾクッとしたニュースでした。

いよいよディック的世界の到来か?!

そんなわけで、やっぱりスマホにするのはやめようか、
なんて考えてる時代遅れなおいら(笑)。







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