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2011-08

ハトを見直す

昨夜は新百合ケ丘にて初キリンバズウカ観劇。
快い刺激。ほお、なるほど、と思いながら観てました。

舞台の作りが「屋外」と「屋内」を巧みに組み合わせたもので、
観ながら「靴をどうするのだろう?」と気にしていた。
場面に合わせて脱いだり履いたり。なかなか大変そうだな。

この場面では靴を脱ぎ、この場面では靴を履く……
というのを間違えたりしないのかな。

電車の中では久しぶりに日高敏隆の本を読んでました。
この人の本を読むと、動物がもっと好きになる。
すぐに動物園に行きたくなる。
あ、日高さんは動物行動学の学者さんです。

で、昨夜読んでた本の中にギョッとする話がありました。
人間の目について調べるために、ある学者が実験をした。

目にはレンズがあるから網膜には世界が逆さまに映っている。
それを脳が情報処理をすることにより正しい世界像に転換させている。
つまり人間は、目では逆さまに見えていても、
脳のおかげで正しい世界を見られるわけだ。

さて、その学者は、
世界が逆さまに見えるようにレンズに細工したメガネを作り、
それをかけて生活したそうだ。

そのメガネをかけていると、網膜には正しい世界像が映る。
ところが脳は「網膜に映った像を逆さまにする」という情報処理をするから
結果的にその学者は、逆さまの世界像を見ながら生活することになる。
さぞ不便だっただろうに。

と思いきや、1週間後には不便ではなくなったそうだ。
なぜなら、脳が情報処理の方法を変えて、
網膜に映った世界像がそのまま見えるようにした。
つまり、そのメガネをかけていても世界が正しく見えるようになったのだ。

ちょっとなかなか信じにくい話だけど、本当らしい。
脳って、そんなに柔軟性があるものなんだな。ビックリ。
これが人間の順応性というものなのか。ひええ。

そう考えると、
1本の芝居の間で靴を脱いだり履いたりするというのも、
大変そうに見えて、役者は案外スルスルと順応してしまうものなのかも。

その本にはほかにも不思議な話がいろいろ書かれていて、
たとえば、人間と鳥はものの見え方や認識の仕方が似てるらしく、
ピカソの絵を見分けるハトなんかもいるらしい。
一種のパターン認識なんでしょうかね。

「芸術性を感じる」とか「鑑賞」とかいうのとは違うんだろうけど、
好きか嫌いかくらいは、ハトも感じるのかな。

そういえば、ピカソの作品に、
パステル(?)でハトを描いたものがあるけど、
それを見たハトは「あ、ハトだ!」と思うのかな。
まさかね。

でも、ハトと一緒に美術館巡り…っていうのを
ちょっとやってみたくなりました。







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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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