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2011-08

バランスの問題

静かな土曜日の夜。
すべての音がどこかに吸い込まれてしまったようです。

久しぶりに仕事の用事ではない用事で図書館に行き、
仕事に関する本ではない本を借りる。ィヤッホイ!!

河出書房新社の世界文学全集、
すごく魅力的だけど、買うには高いのだよ。
松屋の牛丼が10杯近く食える。
そこで今日は、そのうちの短編コレクションを借りてきた。

で、久しぶりにカーヴァーの
『ささやかだけれど、役にたつこと』を読む。

この人の短編は、どれも一幕物の芝居みたい。
どうして誰も舞台化しないんだろう。
いや、ぼくが知らないだけで、けっこうされてるのかな?

ちなみにロバート・アルトマンの映画『ショートカッツ』は、
カーヴァーの短編のいくつかが原作です。

短編小説って、時間の流れの中の任意の1点を選んで、
そこを顕微鏡でギュンと拡大してるような感覚がいいよね…
なんてことを考えていて、「あ!」と思い出した。

先カンブリア期の話ですが、
なんと3000もの水晶体から成る目を持った生物の化石が発見されたとか。
そんな目だと暗闇の中でもけっこうものが見えたはずらしい。

不思議なのは、なぜその生物のその目が、
今、何らかの生物に残ってないのか?
ということです。なんで?なんでなんで?

「そこまで見える必要はないだろう」ということなのか?
「見えすぎも、ちょっと困るよね」という自然の選択があったのか?

生物が「目」を手に入れたのはいいが、
ちょうどいい見え方っていうのがあって、
水晶体3000個は多すぎ、という判断を下したんだろうね神様が。

見えたほうがいいもの、見えなくてもいいもの、
どうしても見たいもの、できれば見たくないもの……
ぼくらの視力は、ぼくらの願望と、
ちょうどほどよいバランスを保っている……と信じよう。

さて、明日はいよいよワークショップです。
本当にたくさんの方に御応募いただきありがとうございます。
楽しみにしております!!











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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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