FC2ブログ

2011-08

第一発見者

月曜日は朝からブログを書きたくなる心理、
いったい何なのだろう?

また一週間が始まることへのささやかな抵抗?
日曜日の夜から引きずっている倦怠感を払拭するため?

先日、面白いニュースがありましたね。
「地球上の生物は、まだ9割が未発見」
本当のような気もするし、
いくらなんでも9割は言い過ぎだろ、という気もする。

でも人間や動物が住んでいるのは地表のごくわずかな部分だから、
地球的規模で考えれば、未発見の生物なんていくらでもいるのかも。

少なくともそう考えたほうが、楽しみが増えます。

深海やジャングルの奥地ではたまに新しい生物が発見されるけど、
人間が勝手に学名をつけて分類をしなくても、
彼らはちゃんと今まで「存在」してたわけで、
名前をつけて安心している人間が、なんだか無邪気に思えます。

今、カミュの『ペスト』を読んでます。
冒頭では、次々とネズミが死んでいきます。
死んでいくネズミたちに対する人間たちの態度の
なんと非情なことか!

かと思うと、この前観た今村昌平の『豚と軍艦』の中には、
貧しい家の茶の間のすみっこを、
丸々太ったネズミが走り抜ける場面がありました。
この国には、それが当たり前の光景だった時代があるのだな。

渋谷や新宿の繁華街の地下には
じつはたくさんのネズミが住んでいるというのは有名な話ですが、
地球は人間の星だなんて、まったく甘い幻想に過ぎないのだろうな。

昔読んだ星新一のショートショートですが、
ある宇宙人が地球にやってきて、
そこで一番偉そうにしている生物に話しかける。
「あの2本足の動物はよく働きますね」
「そうなんだ、ぼくたちのために毎日ちゃんと食事を運んできてくれるし、
毛づくろいもしてくれるし、まったくよくできた召使いどもだよ」
といった感じの返事をするのですが、
その返事をしたのは、じつは猫だった、というのがオチ。

遠くからこの星を見れば、
誰が一番偉そうにしてるかなんて全然わからないのだ。

人間は、案外、まだ未発見の生物にひそかに支配されているのかも。

そう思うと、
まだ発見されてないらしい9割の生物をあれこれ想像してみるのは、
なかなか楽しい。この星は、まだまだスリリングですなあ。

ところで、もしも本当に、まだ未発見の生物が9割もいるのなら、
そのうちひとつでいいから、最初の発見者になりたいものです。

そしたら、誰にも教えないで、
こっそり名前をつけて、友達になろう。

ぼくと「ヤツ」だけに通じる特別な意思の伝達手段を考えて
不思議な会話をしよう。

そんなことが本当に起こりますように!!












スポンサーサイト



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示