2015-02

1番は『黄色い部屋の謎』でした

「スカイ」の稽古はにぎやかです。
いつものように群像劇なのですが、
大人数で会話する場面が少なくない。
それがひとつのポイントとなる脚本なのですが、
当然のことながら、稽古も大勢でセリフを交わす時間が長く、
いろんな声や感情が飛び交う。

最初のうちは、ぎくしゃくしていたけど、
回数を重ねると、何かがうまく伝わり始めるのが楽しい。
見えない何かが、大人数の上を行ったり来たりしてるような、
見えない手で、何かを渡したり回したりしてるような。

ひどく単純な言い方ですが、
「変わっていく」って面白いなあと思います。

さて、ある理由があって(それは、やがて告知します)、
10代の頃に夢中になった翻訳ミステリーを見返してます。
創元推理文庫の目録の1ページ目から順番に読んでたあの頃、
中学生の少ない小遣いで、1か月に数冊の文庫本を買ってたなあ。

創元推理文庫の1番はルルーの『黄色い部屋の謎』、
2番はミルンの『赤い館の秘密』。あー、わくわくしたよなあ。

そして、ヴァン・ダインやエラリー・クイーンが神様だった。
『グリーン家殺人事件』や『Yの悲劇』は、その後も何度も読んだ。
そして、カーとの出会い。アイリッシュとの出会い。

とくにウィリアム・アイリッシュを知ったことはとても大きな出来事。
『黒衣の花嫁』や『死者との結婚』は、今も、僕の物語作りの上に、
大きな何かを残していると思います。

そういうものを読み返すと、
10代の頃の無防備な感性のときに受けた衝撃は、
その後の人生を大きく左右する、ということが、よくわかる。
そのことを逆にたどっていくのも、とても楽しいです。

当時は、今ひとつ面白いと思わなった小説、
たとえば『暗闇へのワルツ』なんかが、今はとてもいとしく思える。
それもまた変化だよなあ。

20代の頃、アイリッシュ全集を揃えようと1冊ずつ買い始めてみたけど、
いつの間にか中断していた。
あれをまた始めようかな。

さて、しばらくは、ひそかにミステリー漬けです。







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