2015-06

9人でひとつの

朝早く起きて「年表」と「見取り図」を作っていたので、
帰宅したら、ぐっすり眠っていました。

何の「年表」「見取り図」なのかは、またいずれ。

『水槽』は、ある家族の物語ですが、
今、みんなで、その家族をリアルに存在させようとしています。

その家族がリアルになればなるほど、
その家族が生きているもうひとつの世界全体がリアルになっていきます。

ぼくたちが今やっていることは、
というか、ひとつの芝居を作るということは、
そこにもうひとつのリアルなパラレルワールドを出現させる行為なのだ。
あらためてそう思います。

最近読んだ本の中でピカイチに面白かったのが、
中国系米国人作家ケン・リュウの『紙の動物園』という短編集。
一応、SFというか幻想小説みたいなジャンル分けなのだろうけど、
そんなジャンルを越えた面白さです。

なんといっても「設定」の妙で読ませる小説。

たとえば、滅亡寸前の地球を離れて別の惑星へ探査へ向かう宇宙船、
ただしそれは数百年もかかる長い長い旅であり、
宇宙船の中で生まれた次世代、次々世代、次々々世代……に対して、
その旅行の目的や地球という星のことを語り継がなければならない……
といったような設定の中で、
人間のあり方や人生の意味が静かに問いかけられます。

人間や人生というものに対する問いかけそのものは、
かつても今も繰り返し繰り返し行われてきました。
それがどんな設定の中で問われてきたのか、
そこに「物語」の新しさがあります。

「ぼくたち9人(8人の役者さんたちと、僕ですね)は、
今、新しい物語を作っているのだなあ」という実感。
そんな実感の抱ける今回の座組みは、
本当にすごいです。

9人で、新しい世界を作り出している!

そんな思いの中から生まれようとしている『水槽』です。
さて、どんな世界なのでしょうか???







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