2016-11

弦楽四重奏

なにげなーくテレビつけたら『題名のない音楽会』。
なんのかんのと、この番組をよく見てる気がするけど、
日曜日の朝のこの時間には「なにげなくテレビをつけてしまう」
というのが、おいらの習慣になってるのかな。

ま、それはいいのだけど、
今朝は弦楽四重奏がテーマで、
番組の中でも実際に4人の演奏者が何曲か演奏している。

で、面白いなあと思ったのは、
「さっきはビオラとの距離が遠いなあと思ったけど、
今の配置だととてもよく聴こえてよかった」とか、
「この並びだと他の楽器の音がよく集まってきて、すごくいい」とか、
4人の配置によって、それぞれ他の楽器の聴こえ方が微妙に変化し、
その結果、自分が出す音も変化して、
演奏全体の感じが微妙に変わってくること。

あー、これ、稽古場でもときどき感じる。
いや、そこまで繊細な受け止め方はできないのだけど、
でも、たまに、役者の配置によって声の聴こえ方や響き方が変化し、
会話全体の調子が違ってくる、そんな経験があるのを思い出した。

芝居の流れで出来上がった配置があっても、
じつは「いや、今この瞬間は、役者の配置を変えたいんだけどなあ」
と思ったり。でも、芝居の流れとしては配置を変える必然性がなくて、
うーん、困ったなあ……てな感じ。

でも実際には、「この人の声は、舞台の奥のほうから聞こえて欲しい」とか、
「この人とこの人は、並んでしゃべると声が打ち消し合ってしまうなあ」とか、
そういうのを思って、「うーん」と悩む。

きっと誰もがおちいる悩みだと思うけど、
とくに役者は、たとえば自分の意見を否定する発言者の声が、
すぐ目の前から聞こえてくるのと、遠い場所から発せられるのとでは、
受け止め方がまったく異なるだろう。

そういうのを、もっと考えないとだなあ、なんてことを、
弦楽四重奏を聴きながら思ってた。

せっかく会話劇ってものにこだわってるのだから、
そういう感覚を大切にしないとだね、ということを、
今朝の『題名のない音楽会』に示唆してもらいました。

忘れないように、書き留めておきます。




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