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2019-03

そしてソワレは無事に野生の猫に戻った

最近ずっと「ノーチラス小史」を書いてませんね、
なんとなく芝居と無縁の暮らしをしていて、
そのせいで「ノーチラス小史」も休止中ですが、
いずれまた書きます。記録として。

日本の小説をいろんな人が小品の映画にしたオムニバスがあって、
その中に岡本かの子の『鮨』があるというのを知って、
さっそく昨日、借りてきて観てました。

この小説を読んだときのことをよく覚えています。
まだ出版社に勤めていた頃、総武線の電車の中で読んでいました。
飯田橋あたりで読み終えた。
とても味わい深い小説で、そのときの光景とともに記憶に残ってます。

そういうの、ないですか?
「この小説を読んだときのこと鮮明に覚えてる」みたいな。
場所、時間、天気、音、匂い…本の記憶と、いろんな記憶が結びついてる。
そういう小説は、きっと深く心に刻まれているのかも知れません。

岡本かの子の『鮨』も、そんな短編。
映画はわりと素直に映像化されていて、良いとも悪いともない、
でも安心して観ていられるような作品でした。

ただ、ふと思ったのは、セリフにしても地の文にしても、
自分が読んでるときのスピードというのがあって、
で、映画の中で俳優がしゃべるセリフのスピードというのがあって、
それがあまりにも違い過ぎると、なんだか別の物語みたいに感じる。

「先生」の口調は、そんなに速くないんじゃないかとか、
「母」の話し方は、そんな感じなのかなあとか、
そういうのはどうしても感じてしまう。
まあ、それも含めて楽しめばいいのだろうけど。
ちなみに「先生」はリリー・フランキー、「母」は市川実和子。

ところで、このオムニバスは『BUNGO』というタイトルで
他にもいくつかの短編小説を映画にしてあるのですが、
自分なら、何を、どんなふうに映画にするか、想像するのも楽しいです。
何を選びますか? 役者は?

たとえば吉田知子『お供え』を吉行和子主演で、とか。
三島由紀夫『真夏の死』を三上博史と尾野真千子の夫婦で、とか。
村上龍『空港にて』を松岡茉優で、とか。

あ、今思い出したけど村上春樹の短編『ハナレイ・ベイ』が
吉田羊主演で映画になったのって、どうなったんだろう。
ひっそり話題になったけど。

今日は洗濯日和でしたな。
ソワレと久しぶりに会ったのだけど、
この前してた首輪を、今日はしてなかった。
誰かが自分の飼い猫にしようとしたけど、諦めたのか。
ソワレの野生の血に気づいたのだろうか。
久しぶりに会ったら、タッタッタッと走ってきました。
雨続きで腹へってたみたいです。













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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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