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2019-02

カオス

気がつけば3月。
毎年このブログには3月になると、
井上陽水の「桜三月散歩道」のタイトルが登場しますが、
今朝も「ああ、3月だ」と思ったらどうしても聴きたくなって、
朝からyoutubeで流してます。

春は「死」が似合う季節。それも、理不尽な死が。
この曲の中にも「町へ行けば人が死ぬ」というフレーズが
なんの脈絡もなく挿まれていますが、春だから仕方ないですね。

「スカイ」の稽古場はにぎやかだと前回書きましたが、
今回の座組みはとくに明るくて和気藹々としています。

いろんな稽古場があるようで、劇団や演出家によって雰囲気さまざま。
中には、役者たちの私語や笑い声は厳禁、
ものすごい緊張感の漂う厳しい稽古場もあるらしい。

僕はそういう場所がつくづく苦手なタイプで、
家庭であろうと仕事場であろうと、場所に関係なく、
そういう雰囲気になると、その雰囲気を壊そうとする性格です。

稽古場も同じ。緊張感の張りつめた空間では
どうも何かを考えたり生み出したり創ったりできない。
ぼくはにぎやかで自由でリラックスした空間が好きで、
そういう場所でなければ「創りだす」ことができないようです。

今回の座組みは、ともかく笑い声が多い。
私語も多いし、話が脱線することも多い。
まさにカオス。しかしそれが悪いとは思わない。
いや、もちろん、程度問題ではあるけれど、ぼくには合ってる。

誰もが頭に浮かんだことは口にして、
思いついたら体を動かして、
自由に発想して自由に行動する、
その自由が約束されている空間が、いい。

もちろん、集団としての最低限の礼儀と秩序が必要ですが、
そこまではみ出す人はいません。みんなおとなです。
そういう信頼関係が暗黙のうちに築かれています。

その上に成り立っているカオスな空間で、
「スカイ」は作られています。

ノーチラスの芝居は、どちらかというと重く暗いのが多いので、
稽古場の明るさを「意外だ」と感じる人もいるようですが、
ぼくの場合はカオスこそが、新しいものが生まれる母体です。

脚本の第1稿が上がり、稽古のたびに、
何かが確実に積み上がってく「スカイ」。

もしかしたら、今回の芝居ほど「カオス」という言葉が似合う芝居は
今まで無かったかも。稽古場のカオス、日常のカオス、そして世界のカオスが、
そのまま舞台に持ち込めればいいのだけど。

今日も午後から稽古です。



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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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