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2019-02

観たかった映画

原作が面白かった、というか不思議な小説だったので、
映画もずっと見たかった。「私の男」です。

モスクワ国際映画祭で賞をとったというのも気になる理由。
この映画祭、あの「泥の河」が何か受賞したよね、確か。
「泥の河」を選ぶような賞だから、きっと良い賞だろう。
……と思って調べたら、黒澤明の「デルスウザーラ」も受賞してました。
うーん、信用度は60%くらいか?(笑)

で、「私の男」。原作以上に不思議な映画。
最初はなかなか入り込めなくて、でも少しずつ夢中になっていく。
文章で書かれたものを映像化することの罠、みたいなものを感じる。

小説で読んだものを、頭の中でいったん受け止め、噛みくだき、
そしてそれを映像に表現する、というか、映像に「翻訳」する、というか、
そうやってできた映画って感じ。

へんな言い方だけど、翻訳小説の文章を読んでるようなもどかしさ。
うーん、なんか最後まで、もぞもぞしてました。

不可能なのはわかってるけど、言葉を、文字を、文章を、
そのまま映像としてすくいとる、みたいな感覚がないと、
こういう小説の映画化は難しいんじゃないかな、なんて生意気な感想。

なんつうか、監督さんの「読書感想文」みたいな映画だったな。
「ぼくは、こう感じたんですよね」みたいな。
あ、べつにこれ、悪口ではないです。

あと、「風土」という言葉を思い浮かべた。
前半、北海道の場面、北国の「風土」が、「家族」を求めさせた。
そして後半、物語が東京に移ると、
東京の「風土」が、ふたりの関係を変化させていく。
そんなことを考えてました。

桜庭一樹は、『赤朽葉家の伝説」を、ぜひ映像化してほしい。
あれは面白かったな。ギュンター・グラス……ではなくて、
スティーブン・ミルハウザーみたいな混沌。

明日から連休。
予定は、もう決まってます。

7月、新宿眼科画廊に向かって、
ぼくら走り始めてます。




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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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