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2019-02

忘れるものと忘れられないもの

稽古開始を前にしてチラシが完成しました。
どんなチラシか……例によって画像のアップの仕方がわかりません。
なので掲載できませんが、季節感のあるチラシ。

古い文芸雑誌の表紙みたいな感じがします。
なんだか自分の書くもののテイストに合ってます。

どこかの劇場の折り込みで見かけたら、
よろしくお願いします。

あれこれ悩んできた今回の脚本は、
長さでいえば、長編でも短編でもなく、たぶん、中編。
その時間の長さに合った流れをつかむのにひと苦労。
しかし、自分なりに気に入ったものが書けそうです。

どうもぼくは「ちょっといい話」的なものが苦手というか嫌いで、
ほんわかした後味の良さ、なんてものにも興味ありません。

三谷幸喜は「たとえばパルコ劇場で観劇しても、
渋谷駅まで歩いてるうちに内容を忘れてしまうような芝居」
というものを作りたい、みたいなことを書いてました。
そういうものがひとつの理想らしい。

それはそれでひとつの潔さであり、
演劇というものに対するひとつのとらえ方として
とてもよくわかる気がします。なるほど。

しかし自分がどうかといえば、
そういうものを作る気はないと思います。

いや、べつに、内容を忘れてくれるのはかまわないのですが、
自分が観客の立場になったときのことを考えてみても、
「渋谷駅まで歩くうちに忘れてしまう芝居」というのは、
あまり魅力を感じない、そんなものは求めていない。

だったら何だ?と質問されても困るのですが、
以前、何かの公演のアンケートに、
「ノーチラスの芝居を観ることは、
自分が生きていることの実感を再確認すること」
みたいなことを書いていただいたことがあります。
あー、こんな感覚なんじゃなかろうか?と思います。

書いてる人間も、演じてる人間も、観てるお客様も、
どこかで、なにかに引っかかり、立ち止まり、振り返り、
「あれ、何だったかな」「これって、どういうことだっけ?」
と気になるような、そんな芝居になればいいなと思います。

今回は、どうなんだろうか。
約2か月後に、答えが出ます。



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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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