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2019-05

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
今年もシアターノーチラスをよろしくお願いいたします。
作・演出の今村と役者木村香織とのふたり劇団ですが、
これまで数多くの方々に支えていただき公演を行ってきました。
今年は20回目の記念公演を迎えますが、
その後もつねに新しいものに取り組みながら、
よりすばらしい舞台をお届けできるよう精進いたします。

そんなこと言いながら、昨日は元旦から熱を出し、
フラフラしながら体温計を買いに行くという情けない正月。
1日中、38度近い熱で寝込んでいました。
とはいえ、大晦日の夜から近所に初詣に行き、
明け方には再び出かけて、生まれて初めての初日の出。
元旦らしい元旦を過ごしていました。

稽古場でよく使う中目黒のある施設の裏にある小高い公園で
1時間ほど待ってようやく見れた初日の出。
明け方の明るさの中で富士山の姿も見えて清々しい気分。
そうやって、都会の風景からのぼる初日の出や、
遠くに見える富士山の姿を見て、なんだか幸せだなあと感じてる自分は、
やはり日本人なのだと、あらためて実感。

日本という国に生まれて、この国の言葉をしゃべり、
その環境や習慣や風土の中で生きてきた自分が、
今こうやって芝居というものに出会い、舞台を作っている、
そのことをあらためて思ったりもしました。
日本、あるいは祖国というものとの、抜き差しならない関係っていうのかな。

2日の今日は朝6時から蜷川幸雄のドキュメンタリーやるので
熱があるのに目覚ましかけて早起き。
車椅子に乗り、鼻にチューブ挿した姿で演出する蜷川を、
2時間じっと見ていたのですが、
蜷川幸雄にしても野田秀樹にしても他の演劇人にしても、
自分の舞台を海外にもっていってやるというのは、
ある意味「日本」というものを世界に問いかけているのでしょうね。

自分にしみついている、いろいろなもの、
「日本」だけではなく、他にもっとたくさんある、
その、「自分と抜き差しならない関係のいろいろなもの」、
それがすべてあからさまに出てしまうから、だから芝居は面白い、
だから芝居は厳しい、だから芝居は苦しい……

蜷川が藤原竜也に向かって
「自分の心理を通さないでやるから薄っぺらなんだ」
みたいなダメ出しをしていましたが、
脚本にしてもセリフにしても、自分自身を1回通す、1回くぐらせるというのが、
役者の大事な仕事、自分という濾紙をくぐらせることで、
そこに役者自身のナマナマしいものが影響を及ぼし、
芝居は生き生きとしてくるのでしょうね。

それにしても、満島ひかりが「自分はほとんど何も演出されない、
ただ『好きなようにやれ』と言われるだけ。
だから好きなようにやると、それはダメだと怒鳴られる」
みたいなこと言ってるのは、なんだか笑ってしまいました。

見ながら、ああ、正月から熱なんか出してる場合じゃないなと思いました(笑)。
今年も、一心不乱に芝居のこと考えます。
そうやって、自分が生きていることの実感を確かめます。

どちら様にとっても、すばらしい1年でありますように。
心からお祈りいたします。





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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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