2017-10

僕たちはこの世界で芝居を創る

フセインもカダフィもチャウシェスクもいなくなったあと、
今、世界は金正恩をもてあまし困惑している。
そんなところへまた、なんだか似たような男が
アメリカの大統領になるかもしれないという皮肉。
世界は一体どうなるんだろう。

いや、幸いにしてあの男が米国大統領にならなかったとしても、
一度噴き出した米国民の「本音」が、これから先、
あの国をどう突き動かしていくのか、そう考えると、
すでにパンドラの函は開かれてしまったのでしょう。

たとえば来年の今ごろ、世界はどうなっているのか。
まあ、極端な想像ですが、「人類は第4次世界大戦を経験しない、
なぜなら第3次世界大戦で人類は滅びるから」と言った、
かのアインシュタインの言葉は、知らないうちに
現実味を帯びてきてるのかもしれません。

てなことをニュース見ながら考える。
あらためて、明日というものが予測できない時代だと、
つくづく思います。具体的に「何が」というのではなく、
そこはかとない恐怖がジワリと迫ってるかのような。
そんな時代の気分を感じます。

それが基盤、それが時代背景、それが大前提。
そんな「今」、ぼくらは芝居を創っています。
ぼくらは舞台の上で何を語れるのだろう。

けっして社会性や時代性のある芝居を作ってるわけではない、
でも、登場人物たちは「そんな時代」に生きてるのだ、
ということは、多分忘れてはいけないのだと、
ニュースの画面見ながら、あらためて考えていました。

そんなわけで、『紙の方舟』の稽古が始まりました。
まだ他の舞台が控えていて合流してない人もいますが、
読み合わせの段階から力がこもり、
最初からかなりわくわくしています。

とくに今回思うのは「他者への関心が強い」ということ。
初対面の他の役者さんたちのことを少しでも知りたがる、
そんな空気が濃厚な座組み。すごくいいなと思います。

他人のことを知りたいという思い。他者への関心。
そのずーっと先のほうにあるのが「愛」とか「平和」とか「平等」などなど。
そういう概念につながっていくのだろうな。
……などと思ってしまうのは、昨今の不穏な世界のせいか?
いや、それはまあ大袈裟ですが。

ともかく、至福の2か月が始まりました。
この2か月で10人プラス1人で、新しい世界を創ります。
楽しく苦しい時間を一緒に過ごす10人の皆さん、
どうぞよろしくです。

そして、これから僕たちが創り上げる世界を、
5月、ぜひ観に来てください。
どうかどうか、楽しみにしていてください。



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