2017-10

謎は美しくなければね

Coldplayの「Adventure Of A Lifetime」のMVが楽しくて、
1日に5回くらい聴いてます。ジワリと元気が出るよ。

キューブリックの「2001年宇宙の旅」では、
たまたま骨を手にした1匹(ひとり?)の類人猿が
その骨を振り回すうちに武器になることを発見し、
そして「争う」「攻撃する」ことに目覚める様子が描かれてた。

類人猿が手にしたのが、もしも骨じゃなかったら、
もっと別のものだったら、人類の歴史はもっと違っていたのかな。
…なんてことを想像しながらColdplay聴いてくだされ。

さて、配役も決まり、「紙の方舟」の稽古が本格的になってきました。
今回は配役決定するまでやや時間がかかったのですが、
その分、いろんな役を回しながら何度も読み合わせをして、
おかげで脚本の全体像を、いろんな視点から眺める機会が、
いつも以上にありました。有意義なスタート。

とはいえ、いつにも増して役者さんたちにとっては、
「?」がたくさん飛び交う、謎めいた脚本のようです。
しかし、それはそれでいいと思ってます。

芝居でも映画でも本でも何でも、
スッキリ答えが出てしまう物語には、あまり魅力を感じません。
ぼくが「面白い」と思い、ひどく惹かれるのは、
「謎が解けない物語」です。
なぜなら、人生にはスッキリ謎が解ける瞬間などほとんど皆無、
人間が生きることは、つねに謎に満ちているから。

その謎を魅力的な作品の形にして見せられると、
「わーーーーっ」となってしまう。
たとえば、レイモンド・カーヴァーの小説が好きなのは、
どれを読んでも、ひとつひとつが宝石のように美しい謎だから。

もつれあって、けっしてほどけることのない糸のように、
美しく絡み合った人生の謎に、生きることのリアリティを感じます。

「紙の方舟」も、美しく魅力的な謎として描けるように、
これからみんなで力を合わせて創り上げていきます。

次の稽古が待ち遠しい。
こんな気持ちで毎日過ごせるのは、とても幸せです。




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