2017-10

それは土曜日の朝にふさわしい作業

この週末は、池袋のGEKIBAでやってる
ふたり芝居の演劇祭に参加しています。
15団体が参加して15分の短編を上演し、
投票でベストを決めるというお祭りです。

「紙の方舟」直後で疲労困憊してるだろうなと思いつつも
これに応募したのは、「15分」という時間にひかれたから。
15分という時間の中で何ができるだろう?という興味です。
15分で描く「人間」と「人間関係」、それがテーマ。

御時間ございましたら、ぜひ。
いろんな劇団さんの芝居を楽しめる、とても良い企画です。

今日は、ノーチラスの出番は18時からなので、
朝は久しぶりにゆっくりしようと思ったのですが、
貧乏性なんですかね、朝も早よから部屋の片づけやってました。

引っ越した直後はただ雑然と積み上げてあっただけの本。
それを、きちんと背表紙が見えるように並べ替える作業です。
好きな本、大切な本、これから読みたい本などを、
すぐ手にとれるように配置します。

本は、背表紙がこちらを向いてて、何の本かがすぐにわからないと意味がない。
そんな当たり前のことに今さら気づいたわけですが、
そもそも部屋が狭いから、なかなか理想的な配列はできない。
でもまあ、好きな本やこれからも何度か読み返すであろう本を、
下のほうから発掘して陽の目を見させてやります。

絶対に手元に置いておきたいレイモンド・カーヴァーの作品集や、
サリンジャーの短編集、20代のころに読んだドストエフスキーの数々、
マルケスの『百年の孤独』や三島由紀夫、安倍公房、
ぼくは漫画を読まないと思ってる人も多いですが、
つげ義春と大島弓子の全集は手放せない。
とくに大島弓子の『バナナブレッドのプディング』は大事。
そして村上龍の『コインロッカーベイビーズ』『コックサッカーブルース』。
忘れちゃいけない吉田和子、ミルハウザー、別役実などなど。

ここ数年、新しい本を読むよりも、
今まで読んで大きく揺さぶられた本、印象的だった本などを
あらためて読み返すことのほうが増えています。

「自分は、なぜあのとき、あんなに深く感動したのだろう」
「あれを今読み返したら、自分はどう思うだろう」
そんな興味で、古ぼけて黄ばんだページを何年ぶりかでめくります。

本当に好きな本は、それを初めて読んだ時の情景を、
意外なほど鮮明に覚えています。

スタインベックの『二十日鼠と人間たち』の最後のページを読んだのは、
中学時代、学校から帰るバスの中でした。
ドストエフスキーの『悪霊』は大学の正門横のロビーみたいなところで、
毎朝少しずつ読んでいました。
ジョン・アーヴィングにハマったのは就職した頃。
会社勤めしていたので、行き帰りの電車の中でよく読んでいました。

そんなことを思い返しながら、ホコリをかぶった本たちをひっくり返し、
並べかえ、背表紙が見えるようにすると、これですこし落ち着きます。
さて、今日は何を読もうか。

いい天気ですな。
遠くで何かの工事の音がしています。
工事の音というのは、何か新しいものが生まれてる音です。
で、工事の音がするところには、必ず汗まみれで働いてる人たちがいます。
だからぼくは、工事の音が好きなのかな。

さて、ではコーヒーをいれてきます。
どうもです。






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