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2019-02

神頼みは忘れない

暑いですね。この部屋で迎える最初の夏です。
へー、夏ってこんなに暑かったんだ、と感心するほどの暑さ。
おかげでビールや果実酒の空き缶が着々と増えていきます。

昨夜は新宿眼科画廊に下見へ。『水槽』以来1年ぶりでした。
『水槽』のときとは舞台エリアを変えるので、あれこれ思案。

お客さんと役者が近くて、演じる人たちは複雑な思いだろうけど、
でも、その近さがぼくは好きです。役者の息遣いを感じてほしい。
まあ、セリフの微妙なニュアンスまではっきり伝わるから、
実際、みんな大変だとは思います。

新宿眼科画廊を出たあとは、すぐ近くの花園神社へ。
みんなで公演成功祈願のお参り。

はるか昔、初めて劇団を立ち上げたとき、
ぼくはここにひとりで来て、なけなしの金を払い、お祓いを受けた。
お祓いを受けながら、「これから自分は知らない世界に入っていくんだ」
という不安な思いが頭の中をグルグルしていたのを覚えています。

先々のことを考えることなく、新しいことを始める。
不安やマイナス要因には目をつむり、さっさと行動を始める。
それは昔も今も変わらない。考えるより先に、体が動く。

そのくせ、しっかり神頼みだけは忘れない(笑)。

神様、あきれてくれていいよ。
ぼくは、まだしばらくは、こうやって生きていきます。

無謀なくせに臆病なぼくは、最近、
おなじみミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』を読み始めました。
ここに描かれる少年時代の描写が、すごくいい。
つい、同じところを何度も読み返してしまう。

無謀なくせに臆病、それはもしかしたら、
少年時代の特質なのかもしれません。
ミルハウザーを読みながら、そう思います。

ミルハウザーは、よく子供時代を描く作家です。
そして、子供時代の「陰」と「陽」とを、よく知っている作家です。
だから惹かれるんだな、と『エドウィン・マルハウス』を読みながら思います。

さて、『ミニチュア』の稽古場は、とてもいい空気です。
まだ始まったばかりですが、穏やかだけど活気があって、
何よりも、登場人物たちに向き合う役者さんたちの気持ちに、
ぼくは支えられています。

いつも思うのですが、演出をやってるぼくは、
今まで存在しなかった人物が少しずつ造形され、
誕生していく過程を間近に見ている、そういう意味で、
とても幸せ、いわば「特等席」にいるようなもの。

今回も、そんな至福の時間を過ごしています。
初日は、9月23日です。






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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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