2017-10

1枚の紙きれ、そしてWSの告知

ようやく送られてきた健康診断の結果を見て、
愕然としている今村です。

いや、愕然というのは大袈裟だけど、
今まで見たことのない言葉がいくつも並び、
今まで言われたことのない文言を書かれ、
「へえ、そうなんだ…」と空を眺める、てな気分。

まあ、ぼくのような年齢でぼくのようなひとり暮らししてる人は、
今の日本にかなり大勢いるわけですが、
きっと同じような状況なんだろうな……なんて思っても
べつに何の慰めにもならず(笑)。

で、よく考えたら、この健康診断を受けたのは8月の初め。
その頃はまだそれなりに規則正しい生活してたんだ。
でもその後、稽古と公演で不規則生活と不規則な食事、不養生の連続。
きっと今この瞬間は、この健康診断の結果よりも悪くなってるはず。

べつに死ぬことが怖いとか、そんな気持ちはない。
自分の両親の死や身近な人の死を数多く見てきて、
まあ、順番だよなあ、なんて思ったりもする。

NHKのインタビュー番組で、作家の川上未映子が、
子供の頃から「死」について考える内向的な性格だったと話してて、
しかも、そんな自分にどこかうしろめたさを感じていたが、
ある時作文に人間とは死ぬものだというようなことを書いたら、
それを先生がほめてくれてすごく安心したみたいなこと話してて、
ああなるほどなるほどそういう人が作家になるのねなんて
みょーに納得。(←以上、川上未映子の文体を真似してみました)

まあ、あらゆる芸術の根底には、
「すべての人間はいつか死ぬ」という逃れようのない宿命がひそんでるもの。
映画も演劇も小説も、すべて、みんな。

だから、死というものを感じたり考えたりすることは、
けっして悪いことではない、後ろ向きなことでもない、
むしろ、それは健全な思考の営みのような気さえします。

もちろん、早く死にたいとは思わない。
もっと芝居したいし、読みたいもの見たいもの行きたい場所いろいろある。
でも、身近な人たちの死を思い返すと、死というものは、
当人の都合のいいときには訪れないものらしい。
たいていは不本意なときに訪れるものらしいよ。

そういえば日曜日の昼間たまたまテレビつけたら、
ひとり暮らしの人が孤独死したあとの部屋を清掃して復元する、
それ専門にやってる清掃業者のドキュメンタリーやってた。
孤独死する人のほとんどは、出口のほうに頭を向けてるらしい。
それは外に向かって生きたい、という最後のあがきなのかな。

そう、死そのものを怖いとは思わないのだけど、
死に至る苦痛や孤独感、絶望感は、想像すると怖いな。
死ぬなら、スイッチが切れたみたいに、停電したみたいに、
パタッといきたいな。きっと、みんなそう思ってるだろうけど。

てなことを、健康診断の結果を見ながら思ってる。
あー、なんか不健康だな(笑)。
だったら今日から食生活を変えるか???
いや、そうもいかない、そう簡単には変われない。
ま、この一枚の紙きれは、お守りみたいなものだな。

前から読みたいと思ってたレイ・ヴクサヴィッチの短編集を買って
その最初の短編を読んでたら、すごく悲しくなった。
それは「死」というものがふたりの人間を裂いてしまう、
その悲しみを、不思議な不思議な暗喩で描いた小説なのだけど、
(ここでぼくが説明したって多分伝わらないから、詳細は省略)
そんなもの読んだから、なおさら健康診断の結果がね………

でも、ぼくは生きます。明日も、その次の日も、ずっと。
目標あるし、果たしたいことあるし。

そんなわけで、ワークショップの告知を載せてます。
HPを参照してください。
CoRichの掲示板にも掲載しています。
来春3月と、それから7月の公演に向けて、
大勢の人たちとの出会いを待っています。

いや、このブログの文章の流れで、最後はコレっていうのは、
なんかね……自分で書いててなんかおかしいなあと思うけど、
でも、ぼくの未来は、これからもずっと続くのです。

ワークショップ、大勢の方の御参加をお待ちしています!!





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