2017-10

人間に必要なもの。

気がつけば最近まったく心底笑ってないです。
笑いたいなあ。

病院では必要最小限の会話をするだけ、
劇団内では揉め事が多く、今の時期は役者たちとも会わず、
原稿仕事の図鑑がなかなか終わらず今だに引っ張ってるし、
なんかもう笑うことがない、笑うという感情が生まれない。
そんな毎日。

おかしなもので、こんな生活してると、
ちょっと食事に入った店なんかで、店員さんに愛想よく話しかけたりしてみる(笑)。
店員さんは大抵笑顔を返してくれるから、その笑顔を見て、
あれ、ああ、笑ってる、おいらの言ったことで笑ってる、とか、
それでなんとなく安心してます。
コンビニとか、まいばすけっととかでもね。みんな笑ってください。

なんていうかな、道を歩いていて、歯磨きしていて、洗濯物干してて、
まあ、なんでもいいけど、ふっと芝居のアイデアとか、
すごくいい場面とか、いいセリフとか、パッと思い浮かんだとき、
ああ、誰かに話したい! 誰か聞いてくれよ! みたいな気になっても、
その相手がいないというのは、なんかもう、なんとも言えない気持ち。
「ポツン」て感じ。

数年前には、「こんな芝居やりたいね!」とか「あそこで公演やりたいね!」とか、
そんな話をして大笑いしていた、そんな時間があった、いつも。
でも今は、なぜか、そんな会話をしてない、もう長い間。

何なんだろうな、笑いたいな、未来のこと話したいな。
たったそれだけなんスけどねえ。
だめッスかねえ。

図鑑の仕事のこともあって、人間は、いつ、どうやって「言葉」を手に入れたか?
みたいなことを調べているのですが、
最初は、なんらかの感情が動いたときに、なんとなく声が出て、
最初はもちろん言葉ではないけど、それを繰り返すうちに、
言葉のようなものになっていき、他者とそれを共有することで、
言葉という形になっていった……多分、そんなことなんだろうけど、
当たり前のことだけど、言葉は他者とつながるための手段として生まれたわけで。

で、だったら、もうひとつ考えたのは、感情表現ていうか、表情は?
笑顔は、悲しい顔は、くやしい顔は、誰のためのもの?
もちろん自分の感情が素直にそのまま顔に現れるんだけどけど、
でもそれを、他者にも伝えたい、という思いがあるから、ではないのか?

笑顔は自分のものではなく、それを見てる他の誰かのもの。
そうも言えるのではないか? なんてね。
最近ぜんぜん笑うことのない僕は、
今、他者というもののいない場所にいるのも同じ。
まさに「ポツン」。

まあ、こんな時期もあるのかな?
早く稽古が始まらないかな。早く早く。

でもね、笑うことがないと、へんな言い方だけど、
笑い慣れない、みたいな感じになって、顔の筋肉がヘンになる。
笑顔を作れなくなる、みたいな感覚がある。
あー、よくないね、これ。

早く稽古始まれ。早く。
とりあえず今、あ!ていうようなアイデアが浮かんでいて、
誰かと話したい、芝居の話したい、と思ってるけど、
誰かに連絡するでもなく、
窓あけて、夜の空気を思いきり吸い込んで吐き出して、
さて、どうしたものかねえ、と思ってる自分がいる。

人間には、人間が必要ですね。
ほんと。

明日のこと考えよう。

とりあえず生きてます、少なくとも、次に笑えるまでは。





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