2017-10

くもり空マチネ

脚本の参考にと思って図書館の本を何冊か読んでいるのですが、
ひどく重くて気が滅入る内容で、頭の中に何かが積もるみたいで、
なんでもいいからスッキリしたくて、
人気劇団の人気演目を観劇。

あらすじを読んで、ちょっと新鮮なアイデアだなーと思ったもので。
オリジナリティってものには、やはり単純に惹かれます。独創性。
良いか悪いかはどうでもよくて、大事なのは、新しいか否か?

そんなこと思いながら出かけたのだけど、
なんだか腑に落ちないというか、
心に入ってくるものが無くて、ずっと落ち着かなかったな。
こんなこともありますね。

頭スッキリしたいと思って観劇したのに、
かえってモヤモヤ(笑)。こんなこともありますね。

誰も考えたことのなかったことを考えるのは、
簡単そうに見えて、すごく大変だと思います。
というよりも、すべて「その一点」にかかってる。

「これ、どこかで見たなあ」とか「あれに似てるなあ」とか、
そう思われたらすべて終わり。ジ・エンド。
この恐怖とドキドキは、ものすごいストレスとプレッシャーです。

まわりはあまり分かってくれないけど(笑)、
脚本の1行、セリフのひとつを書くプレッシャーとエネルギーは、
多分、人が想像してるより何百倍も大きい。
あらゆる脚本書きの人たちは「うんうん」と納得してくれると思うけど。

それを感じさせる芝居に出会うと、つい引き込まれます。
必死になってひねり出した1行、それが伝わってくる芝居。
逆に、それが無いと、観劇していてもお尻が痛くなる。

もちろん、こんな産みの苦しみから出来上がった脚本と、
今度は役者さんが格闘してくれるわけで、
苦しみはいつも引き継がれていきます。

「おれ苦しんで書いたから、今度はみんなが苦しんで芝居にしてくれ」
これはけっして不当な要求ではないと思ってます。
てなことを思いながら帰宅。

雨の音を聞きながら、マチネにしといてよかった、
洗濯しなくてよかった、ペーパーフィルター買っといてよかった、
などなど、いろんな「よかった」が浮かんでくる。

雨が降っても、野良猫がごはん食べに来ますように。





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