2017-10

いつ、わかるんだろう。

今日は仕事休み。シフトというやつです。
シフトに従って仕事するのは生まれて初めての経験。
役者さんたちから、しょっちゅう、
「シフト出さなきゃならないから稽古日程を早く決めてください」
と言われるけど、あー、このことか。最近ようやく理解しました。

昨夜は珍しく残業、すっかり暗くなってビルを出ると、
ストリートミュージシャンが歌ってるのを聞きながら駅へ。
スーツで出勤するのも初めて(クールビズでネクタイしてないけど)だし、
サラリーマンと押し合いながら食べる立ち食いソバの昼食も初めて。

以前のぼくなら絶対に否定していた生活を、今しています。
ネクタイや満員電車が嫌で出版業界に入ったのに、今は巡りめぐって、この生活。
まあ、悪くはない、これはこれで楽しいかもね。
ようやくそう思えるようになってきました。

それでもやっぱり原稿仕事がやりたいから、営業はします。
しかし、なかなか思うようにいかない。出版不況は続く。
というか、出版というビジネスの在り方がすっかり変化し、定着した。
「次はどんなジャンルの原稿なんだろか?」と楽しみにしていた頃が懐かしい。

すっかり「サラリーマンのおやじ」みたい顔して電車に乗ってると、
ときどき、ふと思います。
この、当たり前の生活を繰り返していく中で、芝居って何なんだろう。
べつにこの生活はこの生活で、おとなしく黙ってやってりゃいいのだ。
しかし、それでもやっぱり芝居をやめたくない。
もしも芝居をやめたら、間違いなく自分が自分でいられなくなる。
その強迫観念のようなものは、一体、何なのだろう。

誰かに「やれ」と命令されたわけでもない、
べつに今すぐやめても誰も文句は言わない。
それはわかってるけど、でも、やめたくない。
この感情は、何なのだろう。

……なんて、10代か20代の若者が考えそうなことを、今さら考えてます。
電車に乗っていると、自分の体の中からスーッともうひとりの自分が抜け出て、
遠い上空から自分自身を眺めている。そんな感覚もあります。最近ずっと。

『孤独の観察』は、いつも以上に疲労困憊する芝居でした。
終わった後のズッシリした疲労感、今まで味わったことのないものでした。
内容のせいなのかな。すごい緊張の連続でした。稽古も本番も。
それだけに達成感は大きかったし、終わった安堵感もあります。

でも今日は、朝からまた次の公演のプロットを考えている。
タイトルもだいたい決まったし、中心になるアイデアも決めた。
こうやって、もう次に向かって動いてる。動かざるをえない、みたいな感覚。
もしも止まったら、パタンとそのまま動かなくなる。
それがわかってるから、手足を動かし、またもがく。

そんな自分を、遠い上空から見下ろしているもうひとりの自分。
「どうして?」という問いかけ。
その答えが、死ぬ瞬間でもいいから、わかったらいいな。
いつ死ぬんだろう。どこで、どうやって死ぬんだろう。

せめて真っ青な空の下か、
満天の星空の下なら、いいな。

なんてこと考えてる火曜日です。






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