2017-10

ゆっくり、ゆったり

毎日いろいろなことが起こります。
昨日は楽しかった職場が今日はすごく居心地悪かったり(笑)。
アップダウンの激しい自分と生活。
でも1日の終わり頃には、ふと思い返す。
「あんなにあれこれあったけど、過ぎてしまえば、おだやかな1日だった」
何があっても、少し距離を置くと、小さな振り幅でしかない。
ま、そんな日もあるよね、で終わらせてしまえる。

それでいいや、そうしよう。明日が楽しみ。

ここ10年くらい、なんか激しい日々だったせいか、
今になってみると、ホンワカした気分でいたいと思います。
大きなアップダウンに見えることも、1日の終わりには帳消しです。

満員電車に乗るのがイヤで、毎朝、早く家を出ます。
「その時間には絶対に出なきゃならない」というのと、
「そんなに早く出なくてもいいけど、自分の自由意志で早く出る」とでは、
気分がまったく違います。義務ではないって、なんて気分いいんだろう!

誰もいないベンチでコーヒー飲みながら本を読む早朝の時間が、
とてもゼイタクです。とてもいい1日の助走。
仕事はハードですが、頭の中で、
「これをやり続ければ、これからも芝居を続けることができる」
そう思うと、なんかがむしゃらに頑張れます。単純です。

「芝居のため」というのを、すべての言い訳にしてる今は、
それはそれで幸せだけど、いつか芝居を辞めることになったら、
そのときは何を理由にして生きていけばいいのだろう、
そんな不安も頭の中のどこかにあります。
あるけど、ま、先のことは先のこと、その時に考えよう。

逆に、もしも今、芝居をやってなかったら自分は何をしていただろう。
そう思うと、なぜかゾッとする。何も思いつかないから。
このゾッとする感じ、わかってもらえますか。

井上陽水の古い曲に『人生が2度あれば』というのがあります。
老いた両親の姿を見ながら「もしも人生が2度あれば」とつぶやく息子。
もしも2度目の人生があれば、人は1度目とは全然違う人生を生きる?
それとも、気がつけば1度目と同じ人生を生きている?
どっちなんだろうな。
最近よく考えます。

それは、次の芝居『月はゆっくり歩く』が、
どこかでそんな感情とつながってるからかもしれません。
もうひとつの人生、もうひとつの世界。

「月」が象徴するものを、頭の中でこねくりまわしながら
脚本を書いています。

ちなみに、書きながらよく聴いてるのは坂本九。
『上を向いて歩こう』や『見上げてごらん夜の星を』などなど。
それに井上陽水も。『最後のニュース』とかね。

いろんなことがあった1日。
でも、何千日、何万日の中の、その、ほんの1日。
いろんなことがあったように思えるけど、
じつは、なんにもなかった1日。

1日の最後には、だれかと、ささやき声で会話を交わして、
それからゆっくり眠りたい。

『月はゆっくり歩く』
ぼくたちも、ゆっくり。









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