2017-10

同義語

冷蔵庫のブーンという音を聞くたびに、
この世界には完全な静寂というものは存在しないのか?
と思います。冷蔵庫ってうるさい機械だなー。
でもって、こういう人っているよね、いつもブーンて。

さて、1年に1回くらい必ず読み返す小説がいくつかあります。
今日は吉田和子『お供え』を読み返してました。もう何回目?
何度も読み返したくなる小説って、なぜなんだろう?

眠い頭で仕事しながら考えていたのですが、
やはり思うのは「魅力的な謎」を読みたいのだ、
答えが欲しいわけじゃない、正解はいらない、
大事なのは問いかけのほう、謎のほう。

あ、そうか、小説も映画も芝居も何でも、
「答え」を提示するものではなく「問いかけ」を表現するものだ。
あー、なるほど、そうか。

たとえばプッツアーティの『神を見た犬』にしても、
坂口安吾の『白痴』にしても、三島の『真夏の死』にしても、
何度も読みたくなるのは「魅力的な謎」。

「正解」を確認したくて読むのではなく、
「あらためてもう1度問い直そう」という気持ちで読み返しているのだ。
あー、きっとそうだ、なるほどなるほど。

朝の眠い目をこすりながら『お供え』を読んで、
久しぶりに「問い直したもの」。それは何だったのか?

きっと生きるというのは、人生のいうのは、
「問いかけ」の連続なんだね、だからだね。
だから「魅力的な謎」を手放すことができないのだ。
それは人生というものを手放せないのと同じように。

てことは、「人生」と「魅力的な謎」というのは同義語?

……なんてなことを考えていた1日でした。





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