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2018-08

誰かぼくを荒野の真ん中へ押し出してくれ

この部屋はものすごく暑さがこもるみたいで、
じっと原稿書いてると脳が溶けだし意識が遠のく。
でも芝居が終わったこの時期に仕事があるのはありがたい、
やがて稽古場使用料の請求がくるので、溶けだした脳を頭に戻し、
せっせと働く。ケネディ大統領が暗殺されたとき、
飛び散った脳を思わず拾おうとしたジャクリーン夫人、
あの場面を思い出してくださいね。

公演が終わってまだ2週間しかたってないのですが、
じつは謎の薬を飲み続けていて、2週間で体重が2キロ弱落ちました。
食生活を変えたせいもあるが、おそるべし謎の薬。
身近な人が病気で亡くなると、さすがのおいらも、
体のことを少し考えるようになりました。

謎の薬は密売品です。手に入れるには合言葉が必要。
合言葉が知りたい人はご連絡ください。

さて、毎日少しずつですが、次の脚本を書いてます。
書きながら、「次に自分は何をすべきか?」
「これから、どこに向かっていけばいいのか?」なんてことを、
案外くそ真面目に考えたりもしています。

『月はゆっくり歩く』も『カッター』も、非難覚悟で、
今までとは違う、何か新しいことをやろう、
今までやってきたことを一回全部捨てよう、
くらいの気持ちで作った芝居ですが、実際はそうでもなかった。

出来上がったものは、やはり今までのノーチラス、
今までの今村を引きづっていた、わかってます。
今まで積み上げてきたものを捨てるって、想像以上に難しい。

もがいてます、ジタバタしてます、
「変わる」というのは難しい、
「新しいことをやる」のは、本当に困難だ。
いっそのこと、全人格をとっかえたい、生まれ変わって、
新しい自分になって脚本を書き、稽古場に行きたい。

今の自分にウンザリしているのは、当の自分自身です。

ピカソは、時期によってまったく異なる画風の絵を描いた。
あれって、なぜあんなことができたのだろう。
青の時代やバラ色の時代があり、新古典主義があり、
キュビズムがありシュールレアリズムがあり、
描かれた絵は全然違うのに、しかし、どれも「ピカソ」。

なぜ、あんなことができたんですか、パブロさん。

じつは、以前、仕事でピカソの伝記を書いたことがあります。
あれを読み返してみたいと思ってBOOK OFFで探してみるが、
かなり前の本なので、どこにも無い。
それよりなにより、自分が書いた本を
今さらBOOK OFFで探してるって、何なんだろうな(笑)。

ともかく、新しいことがしたい、新しい芝居が作りたい。
しかしハードルは想像以上に高い。
自分自身に苦しんでます。

何度やってもうまくいかない、
新しいことに踏み出せない、
どうやればいい?
何が足りない?
ジタバタ、ジタバタ、ばかり繰り返す。
あー、くそったれ。

もし、今、この瞬間に、何も無いところで、荒野の真ん中で、
新しい劇団を立ち上げるとしたら、どんな芝居を作るだろう。
ずっとそんなことを考えています。

誰かぼくを、何もない荒野のド真ん中へ押し出して、
そこに置き去りにしてくれないか。
そんな気分。

仕方ない、飲もう。












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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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