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2019-05

進化の絵本

翼で体重を支えきれず……始祖鳥は飛べなかった。

『さっき、その席で誰かが』が終わって、
平穏無事な日常生活を過ごしながら、次の芝居の準備を始めて、
昨夜は真夜中にふと目がさめてしばらく眠れなくなり、
ようやく眠って、目が覚めたら、そんなニュースの一文。

見出しの最後に(笑)って付け足したくなった。

化石を調べて、予想される体重や翼の構造を考え合わせてみると、
どうやら始祖鳥は飛べなかったらしい、というニュース。

いくら羽を広げてみても、いくら空に向かって飛び立とうとしても、
「飛べない」って、どんな気分なんだろう。
いや、もちろん、空高く飛ぼうという発想そのものが
始祖鳥にはなかったのだろうけど。

「飛行するための羽」へ進化するための途中なんだろうけど、
たまたま「飛行できない羽」を背負わされた始祖鳥は、まったくツイてないね。

死んだ父親が残してくれた1冊の絵本、最初のページは真っ白。
でも、その子供が成長するにつれて、ページの中で命が生まれ、進化していく。
小学校に入る頃には魚類、高校入学の頃に爬虫類、結婚する頃には……
いつの間にか新しいページが描きこまれていく不思議な絵本の話。

その子がおとなになり、やがて年老いていくにつれ、
その絵本には、何が描きこまれていくのか……
みたいな芝居を書こうと考えたことがあるのだけど、
その進化の絵本を舞台でどうやって表現すればいいのか思いつかなくて棚上げです。

「進化する」という言葉には、「より良いものになる」というイメージがあるけど、
実際に進化というのは「いい方向」に向かってるんだろうか。
「いい」か「悪い」かを判断するのは神様なのかな。

ああ、それにしても、飛べない始祖鳥。
思いきり羽を広げて、溜め息をつく……

いや、そんな始祖鳥のDNAの中では、
すでに何億年後かには大空を飛行するための準備が、
少しずつ始まっていたのだろうけれど。
そのことすらも、知らない始祖鳥。









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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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