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2018-12

事件後数時間で、その情報は世界に流れている

ニュースを見ていたら東横線都立大学駅の近くで
刃物を持った男が通行人に切りつけるという事件。
前に住んでいた所のすぐ近くで、
見覚えのある風景が映し出されていました。

被害者は幸いなことに怪我だけで済んだようですが、
閑静な住宅街が広がる平和な街なので、とても意外で驚きました。
どこで何が起こるかわからない、という言い方は安直ですが、
いつ自分が何かの事件の関係者になるかわからない。
そんな時代なんだと、あらためて思います。

ところで、今朝、午前10時に起こったこの事件について、
もうネットには、誰かが撮影した動画と事件の詳報がUPされています。
今、午後4時。わずか数時間で、全世界に向けて発信されている。
犯人の顔にはモザイクさえもかけられずに。

そのことにも驚いてしまいます。
何かが起これば、それはすべて世界に筒抜けになる。
「何を今さら」と言われそうですが、やはりどこかで、
「これって、どこかマトモじゃない」と思ってしまいます。

何が、どうマトモじゃないのか、よくわからないけど、
昔ならSF的発想でしかなかったこの現実に対して、
「本当にこれでいいのか?」と素朴な疑問もあります。

少なくともメディアは、ひとつのフィルターを通したり、
何らかのチェック機能が働いている。それが正しいか間違ってるかは別にして。
しかし、メディアではない、まったくの一般人が、
撮影した映像と主観的な文章で、ひとつの事件を語る。
これってマトモなんだろうか?
いや、これからは、これが「マトモ」ということになってしまうのか?

もちろんメディアを全面的に信頼してるわけじゃないし、
むしろ、いくらか割り引いて報道などを見てるタイプだと思います。
それでもなお、情報の無秩序な垂れ流しのようなことは、なんか怖い。
これでいいのか?と思ってしまいます。

そんなことを考えている午後。
眠い。夜中に眠れないので、猛烈に眠い。
食欲もないので、なんかいい加減な食生活を送っています。
そんな中で唯一の収穫は、高円寺の古本屋で、
戸川昌子の『大いなる幻影』を見つけたこと。

この古いミステリー、古色蒼然とした物語が大好きです。
古いアパート(あの同潤会アパート!)を舞台に、
そこで暮らす老婆たちの群像劇。

なかなか文庫本が手に入らなくて、いつも図書館の本で読んでいた。
これからはいつでも好きな時に読める。
猛暑の中、出かけた甲斐がありました。

出版社のほうでは絶版になった本を、
いろんな古本屋で地道に探し出す楽しみは大事だと思う。
だから、おいらは「ネットの読書」に背を向ける。意固地でいたい。

今夜も暑そうだな。長い夜。長い夏。
とびきり辛いカレーが食べたい。











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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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