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2018-12

当たり前のことだけど誰にでもドラマがある

月の表面で、初めて水の存在が確認されたそうです。
それはまだわずかな量の水だろうけど、
じつは月面には数千億トンの水があるといわれているとか。

月面の水には、どんな空が映るのだろう。
想像すると、ちょっとわくわくします。
月面の水溜りに地球が映っている光景……なんて、
1度でいいから見てみたい。

昨夜もかなり暑くて眠れなくて、
借りてきた「恋人たち」を観ていました。橋口譲二監督。
これ、封切られたときに映画館で観たのですが、
3人の人物の物語が平行して語られていて、
全体像のわかりにくい映画だ、というのが初見のときの感想。

ところがあらためて観たら、とても丁寧に人間が描かれていて、
3人の人生のつまずきが痛いくらいに伝わってきて、
2回目なのに、すごく集中して見入ってしまいました。

3人というのは、通り魔殺人で妻を殺された男、
あまり幸福ではない生活を送る皇室マニアのふつうの主婦、
ゲイであることを隠している完璧主義の弁護士。

3人はお互いを知らないのですが、
それでもどこかで一瞬交わったりニアミスしたりする。
たとえば妻を殺された男が相談に行くのがゲイの弁護士だったり、
その男が上司と食べる弁当が、主婦がパートで作った弁当だったり。

人物Aにとっては人生の脇役かエキストラでしかない人物B、
しかしその人物Bにもまたいろいろなドラマがある……
みたいな構造が見ていて楽しい。
当たり前のことだけど、この世は無数のドラマが絡み合って出来てる。

電車ですぐ目の前に座っているどこかのおじさんが、
じつはものすごく複雑で不思議な人生の迷宮で迷ってるかもしれない、
もしかしたらものすごい秘密をかかえているかもしれない、
いや、もしかしたら、たった今、自殺に失敗してきたところかもしれない、
あるいは、誰かを殺して、その証拠のナイフを捨てに行く途中かも……

誰もがそんなこと考えたりすると思うのですが、
なんか、あの感じを思い出しました。

ちなみに、この3人を演じているのは、監督のワークショップの参加者で、
まったく演技経験の無い人だそうです。
そのせいか、「演技しよう」という感じが全然なくて、面白い。
この面白さって、何だろうな。

なんてブログを書いていたら、『となりの事件』のチラシが届きました。
えーと、このブログに画像をアップするには
どうしたらいいんだろう。やったことないからわからない。

今夜も眠れなかったら「恋人たち」をまた観ようかな。
寝苦しい夜になりそうですね。







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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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