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2018-12

他人の出来事も、多分どこかで自分の出来事

NHKの『未解決事件』の昨夜録画したやつ、
国松長官狙撃事件のドラマ版が、とても面白いです。

刑事役の國村隼と犯人役のイッセー尾形の密室での取り調べシーン。
余計な話をなるべく削って、ほとんどそれに時間を割いてるのですが、
無骨だが誠実でまっすぐな刑事と、つかみどころのない犯人、
そのやりとりの緊張感がすごい。舞台劇のよう。
つい何度も観てしまいます。

なぜこの事件を取り上げるのだろう?と思っていたけど、
こんな人間ドラマがあったのかと納得。

今日の稽古は17時までだったので、今は録画してあったものを観たり、
明日返却の『ぐるりのこと。』を、また見返したり。
すごく眠いのだけど、必死で起きてます。

『となりの事件』の週末稽古、とても面白かったです。
もちろん、まだ決定稿が出来たばかりなので、
全然踏み込んだ稽古ではないのだけど、
芝居の輪郭というか、どんな人物たちが会話して、
どんな物語ができていくのか、それが少し見えてきました。

役者さんたちが、自分の役をどう作ろうとしているのか、
その第1歩目が、それぞれにはっきり見えて、
手応えのある稽古でした。とても良い座組みです。

今回の芝居は、ある事件の「関係者」ではなく、
そのとなりに住む人々、いわば「無関係者」が繰り広げる会話劇。

当事者ではない人々を描く、というのは、
想像していた以上にややこしくて難しくて、
でも、それだけに、いつもとは違う方向から
いろんなものごとを考えているような、そんな感じ。
今までにない、「新しいもの」が生まれそうな予感がします。

今まで、いろんな形で、何らかの「事件」をテーマにしてきました。
当然のことながら、その「当事者」を描くことになりました。

しかし、今度はもっと違う角度から人間を見てみたい。
そんな思いから、「関係者」ではなく「無関係者」を描こうと思った。
それが『となりの事件』です。

これだけメディアが発達し、ひとつの出来事に関して、
細かい情報がどんどん流されてくる。
そんな時代に生きていると、「この事件は自分には無関係だ」
と思っていても、実際には、完全に無関係でいることは難しい。
無関係な、赤の他人の事件、他人の悲しみや苦しみ、憎悪などが、
何らかの形で、自分の中にも蓄積している。

なんか大袈裟な言い方ですけど、
「他人の出来事も、どこかで自分の出来事」、
そんな気持ちをもとに、この芝居を作っています。

稽古しながら、その決着の地点がとても楽しみになりました。
そんな週末でした。

どうぞ劇場へ足をお運びください。
良い時間を過ごしていただけると思います。
気がつけば、初日まで、あと1か月です。

10月10日(水)~14日(日)
下北沢OFFOFFシアター

チケット■カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/nautilus26

公演情報
https://stage.corich.jp/stage/93878








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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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