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2018-12

気がつけば「死」のことを考えている、それも悪くないね

秋なんですか? もう秋なんですか?
こういうの誰に聞けばいいのだろう。

稽古は稽古で進めながら、その合間に制作仕事をいろいろやり、
なんかヒヤヒヤしている毎日です。毎度おなじみ綱渡り。
「これはやった。これはまだ」と指さし確認しながら、
漏れが無いようにしないと大変なことになる。

そんなとき、届いたショッキングなメール。
「今回から原稿料が少し安くなります」
おー、なんという知らせでしょう。

まあ、発行部数を少し落とすので、その分、原稿料にシワ寄せが…
という編集者さんの言葉は本当に申し訳なさそうなので、
もうズッパリ受け入れるわけですが、
(というか、受け入れるしかないのだけどね)
しかし出版業界はますます低迷しているのでしょうか。

活字文化は、この先どうなるのだろう。
いや、この問いかけも、もう今さらって感じですが。

いっそのこと、そんなこと何にも気にしないで、
ただもうサラサラと風のように生きたいものです。
なかなかうまくいかないのだけど。

今日も今日とて早起きしたので、
録画してあった藤田嗣治の特集を見てました。
何年か前の誕生日、なぜかひとりで観にいった藤田嗣治展。
それ以来「親友」です。

番組では、フジタがなぜ日本を捨てたのか、
そのへんの事情が詳しく説明されていました。
後半生はフランスの国籍を取得しパリで生きたフジタ。

面白いのは、彼が残した録音テープ。
彼の肉声を初めて聴きました。
そこには、80歳頃のフジタが、自分で脚本を書いた
ひとり芝居のようなものが収められていました。

死神がやってきて、老いたフジタを連れ去ろうとするが、
しかしフジタは死神に頼んで、なんとか生かしてもらう。
「まだやりたいことがあるから」と言って死神に頭を下げるフジタ。

しかし逆にいえば、彼はもう自分の死を予感していたのでしょう。
「死との葛藤」、死の恐怖をなんとかして昇華したい、
そんな思いが伝わってきます。

古いオープンリールのレコーダーと向き合いながら、
彼はどんな思いでいたのだろう。

聴きながら、こちらまで、
「死ぬまで好きなことをやっていよう」なんて気持ちになりました。

さて、今日はこれからIKEAに行きます。
芝居の用事で。雨が降りませんように。






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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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