FC2ブログ

2018-12

多分ぼくも、引き金に指をかけるに違いない

なにを隠そうわたくしは大学卒業時の就職活動で、
新潮社を受験し面接であっけなく落ちた者でございます。

「新潮社に入って何をやりたいですか?」
「はあ、芸術新潮の編集やりたいです」
「へえ、きみ珍しいね。でも芸術新潮は今年は募集してないよ」
チーン。

……我が家はどういうわけか新潮社発行の「芸術新潮」という
美術雑誌を購読していました。誰が読んでたんだろう。母親かな。
そんなこともあって「芸術新潮」の名前を挙げたのですが……

良き思い出です。出版という仕事の「良心」の象徴みたいな、
そんなイメージがありました。岩波書店と並んで。
そういうふうにとらえてる人は多いと思います。

だから、昨日からの騒ぎ、というか杉田原稿掲載以降の騒ぎは、
なんだかひどく違和感があって、へえ、あの新潮社がねえ……という感じ。
しかも同じ社内の人たちがツイッターなんかでチマチマやり合ってるし。
やるのなら、もっと大きなところで論争して欲しいものです。

それにしても小川ナントカという人の原稿には「唖然」。
この問題って、どうなれば「良い方向」「良い解決」になるんだろう。
それもよくわからない。どうなるのでしょうね。
ホントに世の中って、何が起こるかわからない。

何が起こるかわからないといえば、興味深いニュース。
安倍首相の身辺警護してた警察官が拳銃を落とし、
それを近所のおじいさんが拾ったという話。

これがなぜ興味深いかというと、その拾ったおじいさんは、
「引き金に指をかけてみた」と言ってるのです。
これ多分、そのおじいさんに限らず、誰が拾っても、
「なんとなく引き金に指をかけてみる」んじゃないかな。

引き金を引くまではしなくても、指をかけて、
「これを引いたらどうなるのだろう」と想像してみる。
それはもう人間の本能みたいなものじゃないかな。

誰かを殺したいとか脅したいとか、そんな願望はなくても、
ふだん手にすることができない武器を持てば、
そこに思いがけない感情や衝動が湧いてくる。
多分ぼくもそうすると思う。

で、たとえば、だれかがすごい新型兵器を発明したりしたら、
きっとそれを使ってみたくなる、そんな衝動って多分あるんだろうな。
核兵器の所有国の大統領になったら、
「核兵器使ったら、どうなるんだろう?」って絶対に想像するだろうな。

それは拳銃を拾ったおじいさんが、なんとなく引き金に指をかけてみた、
その何気ない行動と、根っこは同じ。
攻撃本能か破壊衝動か知らないけど、そういうものがピピッと反応。

おじいさんのちょっとした行動に、
人間が根深いところで抱えている恐ろしい本能を感じました。
ともかく、引き金を引かなくて、よかったですね。

さて、ここまでくると、もう必死です。
時間が足りない、いくら稽古しても追いつかない、
そんな時期になってきました。
強迫観念と闘いながら稽古する日々。ひええええええ。

いや、10月10日の初日が本当に楽しみ。
その楽しみな気持ちをエネルギーにして稽古に励みます。
「となりの事件」。どうぞご予約はお早目に。











スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://theaternautilus.blog99.fc2.com/tb.php/1264-46603f42
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示