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2018-12

生きていて思うのは、「あー、いつ死んでもいいや」

先日ここに坂口安吾の『不連続殺人事件』のこと書いたら、
なんだか映画が観たくなって曽根中生監督の映画を借りてきて、
朝の5時過ぎから見てました。
さわやかな早朝に観るような映画ではないけど(笑)。

ひどく評判の悪い映画ですが、ぼくは大好きなのです。
原作の雰囲気をよく作り出してるし、複雑な人間関係も整理できてるし、
あの原作からこの映画を作り出すってすごいなあと思う。
あと、最近話題の内田裕也がメチャクチャかっこいい。

繰り返しますが、さわやかな早朝に観る映画じゃない(笑)、
でも、とても元気が出ました。

気がつけば、「となりの事件」の初日まで1週間。
昨夜の通し稽古はなんだかとても楽しみました。

この時期に通すと、当然のことながらまだ安定していなくて、
良かったり良くなかったり。でも、安定なんかしなくてもいいと思うし。
安定なんかしないから演劇だとも思うし。不安定だから人間なんだし。
↑ 
いや、これは演出する立場の人間が言うセリフじゃないですね(笑)。

ちょっと前までは、芝居を作るときに、何にこだわるのか?
あるいは「何にこだわるのか?」ということ自体にこだわるのか?
会話? 熱量? 「見せる」ということ? 観劇という「体験」?
いろんなことをグルグル考えて、考えあぐねていた。

プロ・アマ問わず芝居やってる人が、
みんなそれぞれに、何かにこだわって熱中している。
大切にしているものは、人によっていろいろ。
もちろんみんな「正解」なんだろうけど。

ただ、今になって思うのは、気がついたら、
自分がとても小さな視野で芝居を見ていたなあということ。

演劇論だの演技論だの、演出術だの脚本の書き方だの、
みんなそれぞれに大切なんだろうけど、
きっとそれは、どの望遠鏡を選ぶか?みたいなもので、
その先にある風景の雄大さや美しさは、
どの望遠鏡で見ても、変わらないのだよ。

チマチマやるのは、やめよう。やめたい。やめなければ。
……とかなんとか思いながら、最近は稽古場に向かいます。

確かに芝居をやってるのだろうけど、
それは芝居ではなくて、
芝居という望遠鏡を通して、その先にある風景を見てるのだ、多分。

あー、いつ死んでもいいや。
早くそう思えるようになりたい。心の底から。
未練を断ち切れ。今すぐ。

いつになったら、そう思えるのやら。
とりあえず、「となりの事件」は最後まで見届けたいです。
もしも死ぬなら、それからだ。

















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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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