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2018-12

こういうのを「悪くない1日」というのだ、きっと

裏の路地を歩いていると、
一歩一歩小刻みに、ゆっくり歩くおじいさんが、
先生に連れられた保育園児のグループとすれ違う。
園児たちも、一歩一歩小刻みに、ゆっくり歩いてる。

そっくりの歩き方、そっくりの歩調。
年をとるというのは子供に還ることだというけれど、
それは、こういうことなのかなとも思います。

最近、モンプチをあげる野良猫が1匹増えました。黒猫です。
昔、ビタミンという名前の黒猫を飼っていたことがあります。
黒猫ビタミンはとても利口な猫で、ほぼ1日中、外にいたのですが、
外でバッタリ出会ったとき、ぼくが「ビタミン!」と呼んで走ると、
一緒にビュンビュン走ってくれました。犬みたいな猫。

ビタミンは本当にいいヤツだったので、
黒い野良猫がぼくの手からモンプチを食べてくれたときは嬉しかった。
野良猫ソワレのごはんタイムのときは、黒猫の分も持参しています。

さて、公演が終わると、いつものことですが、
ほとんど誰とも口をきかなくなります。
2か月間、ほぼ毎日だれかと会って会話していたのが、急にパッタリ。

以前は、急に孤独の中に放り出されたようですごくイヤだった。
誰かと会って話をしたくてたまらないと思ってた。寂しかった。
でも最近は、あまりそうは思わなくなりました。孤独に慣れた?
ひとりで静かに時間を過ごすことも悪くない。
そう思ってる自分がいます。

「地球上に残された最後のひとり」になった気分で、
「もしも本当にそうなったら、自分は何をするだろう?」などと想像します。
他にだれかいないか、あてのない旅に出るのか。
それとも、ひとりで死ぬのを待つのか。どっちだろう。

ジョルジュ・ムスタキ『私の孤独』というシャンソンがあります。
私は私の孤独と、あまりにも長い時間一緒に過ごしたから、
私は孤独ではなくなった、なぜなら、いつも孤独が一緒にいるから。
みたいな歌詞です。

孤独が寂しいのなら、孤独を友達にすればいい。
孤独が友達ならば、もう孤独でいても寂しくはない。
ああ、なるほど。ぼくの孤独。

今年の5月に病気で亡くなった妹は、
結婚せず、ずっとひとり暮らしでした。
その妹の生きた時間のことを、最近よく考えます。

生きる、というのは、ある意味では、孤独との付き合い方、
なのかもしれません。ある意味では、ですが。

いずれにしても、悪くない1日です。








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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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