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2019-05

核戦争後の世界を歩きながら考えてみたり

年末に向かっていくつか仕事が重なってるのを必死でこなし、
ちょっとひと息。今年は働き者です。そうこなくっちゃ。
朝6時からひとつ仕事やって送信したおいらを誰かほめてください。

小学生向けの事典の企画として、
「古今東西のどんでん返しを集めたどんでん返し事典」というのを提案しました。
政治、戦争、事件……さまざまなどんでん返しを一冊にまとめて、
「世の中は、人生は、けっしてあなどれないもんだぞ」というメッセージを子供に伝える。
この企画、どうか取り上げられますように。

最近、仕事の合間の息抜きに『フォールアウト4』というゲームやってます。
いや、難しそうなゲームなので真剣に取り組むのはヒマになってから。
今は、休憩がてら、キャラを動かし、30分ほどなんとなく画面を眺めてるだけ。
これがけっこう気分転換になります。

核戦争で人類のほとんどが死滅した世界でのサバイバルみたいな内容なのですが、
その光景や細かい設定がとてもリアルでよくできていて、
その荒廃しきった未来世界の風景を眺めてるだけでも癒される。
核戦争後の荒廃した風景に「癒される」というのも、なんかヘンだけど、
ゲームしなくても、その光景をただボンヤリさまようのが心地良いです。

じつは少し前までは『二ノ国』というファンタジックなRPGをやってました。
これはクーデターで国を追われた王子が新しく建国する物語で、
画面上に少しずつ国が出来上がり、人口が増えていく、それを楽しむゲーム。
それもまた見てるだけでワクワクするし癒されました。

考えてみると、『フォールアウト4』と『二ノ国』は、設定だけ比べると、
「滅亡した世界でサバイバル」と「新しく国を作り上げる」という正反対の物語なのに、
同じように惹かれる、魅せられる、癒される。ちょっと不思議。

新しく国を作る王子の努力に共感するのはわかる、その一方で、
滅びの美学という言葉があるくらいで、人は滅びに対しても惹かれる。
核戦争で滅んだ世界にも、何らかの「美」を見出すことができるのが、
ある意味、人間の特性なのでしょう。「美意識」とは人間だけの特権だろうし。

今のこの世界も、未来永劫にわたって続くわけではない、
人間も文明社会も、遠い未来にきっと滅びてしまう。
いや、もしかしたら遠い未来じゃないかもだけど。
いずれにしても、今この瞬間にも、世界のいろんなところで、
「滅亡」の予感や予兆がひそんでいるのは、みんな感じているでしょう。
そして、その「滅びの予感」も「込み」で、世界を愛し、生きている。

「いつかは滅びる」というのは、
何かを愛するときには、
必ず必要な前提条件なのかもしれません。

話はちょっと飛躍しますが、
たとえば、誰かを好きになって付き合い始めるとき、
「いつ、どんなふうに別れるだろう、どんな終わりがくるだろう」
そんなことを考える人は、意外と多いのではないでしょうか。

あるいは「自分はこの人の、どんなところを嫌いになるのだろう」とか、
「もしこの人と結婚して、いつか年老いたこの人を見た時、
自分は今と同じ気持ちで愛せるだろうか」とか……

「今は当然」と思ってるものが、いつかそうでなくなったとき、
自分はどんな感情でそれと向き合うのだろうか。
そのときも愛し続けるのか、それとも捨てるのか。

何かと向き合うとき、誰かを愛するとき、
きっとその「未来」も「込み」で考えないと、
あとで「あれ、こんなはずじゃなかった」ってことになるんだろうな。

今、誰かを愛している人に問いたい、
30年後、40年後、50年後、今と同じようにその人を愛してると思いますか。
その人が年老いた姿を想像したことがありますか?
その人の死と向き合ってる自分を想像したことがありますか?

なんて余計なお世話なこと書いてますが……
今のところぼくは、いずれ孤独死することがほぼ決まっています。
孤独死が増えてるそうですが、ぼくが死ぬころにはもっと増えていて、
ぼくもそのひとりになるはずです。99%の高確率。

誰かに発見されて事務的に機械的に処理してもらえればそれで充分。
『フォールアウト4』みたいな荒廃した風景の中に投げ出され、
やがて朽ち果てて消えていくことが、自然の摂理なのでしょう。

すべてのものは、すでに「滅亡」を孕んでいます。
逆にいえば、だから「愛」というものが尊いのだともいえます。

なんてことを思いながら、『フォールアウト4』で息抜きをする。
いや、本当の年末まで、あと少し頑張ろう。
あ、雨が上がりました。
野良猫ソワレのごはんタイムです。













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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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