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2019-02

岐路は岐路らしく、正しい方向に曲がるべし

昨日ずっと待っていた校正紙は、結局、夜の8時頃に到着。
郵便屋さんも年末は忙しいんだろうな。
今朝も早起きしてせっせと校正終わらせ、昼の弁当を買いに出て、
帰りにありん堂で和菓子を買って飲み屋街をブラブラ歩いていたら、
どこかの家の壁に映画のポスターが貼られてる。

ユジクの新春第一弾でフィリップドブロカ監督『まぼろしの市街戦』やるそうです。
おおお、来年の映画初めはコレだな。3日から。

まだ観たことない方はお正月は、ぜひ阿佐ヶ谷へ。古ーい映画ですけど。
エンディングが2通りあるらしいけど、どちらを上映するんだろう。
正月の楽しみができた!

『まぼろしの市街戦』は、とてもファンタジックな形をとりながらも、
一応は「反戦」というテーマがあるけど、でもそれだけではない、
もっと深いところには、人間の善なるものを信じる「希望」があります。

で、全然違う感じの映画だけど、何か月か前に観た岡本喜八監督『肉弾』。
これもやはりファンタジックな作りの中に戦争の愚かさと人間愛がこめられている。
このふたつの映画、観たあとに心に残るものが、なんだか似ている。
今の時代だからこそ、観る価値がある2本だと思います。

今年は映画も本もけっこうたくさん楽しみました。例年以上。よかった。
初めてのものも、2度目3度目のものも、とても満足でした。

昨夜は『フラミンゴの村』という小説を一気読み。
ベルギーの、とある名も無き村で、村人の奥さんや娘たちが、
なぜかフラミンゴに変身するという物語。喜劇ではない、真面目な話。
たくさんのフラミンゴをめぐり、村人たちの心が揺れ動くのですが、
「もしも愛する人がフラミンゴに変身したら…」と仮定しながら読むと、
とても恐ろしい小説。作者の想像力は、すごいと思いました。

優れた発想、オリジナリティを持った物語は、やっぱり心にグサリとくる。
人間の独創性ってすごいな。『まぼろしの市街戦』も、そう。

誰も真似できないもの、誰も思いつかないもの、
そんなものを生み出す強さに、心の底から憧れた1年でした。
ノーチラスで自分がやってきた芝居を思い返すとき、
まず真っ先に考える。「そこにオリジナリティはあったのか?」。

たまに、誰かに「次はいつですか?」「次も楽しみにしてます」、
そんなことを言われるたびに、背中がピキン!とします。

独創性の無いものを作っても仕方ない。
自分は「観る価値」のあるものを作ってきたのか?
そう思うたびに、足が動かなくなり、立ち止まってしまう。
自分の独創性を疑い続けた1年でもありました。

いろんな意味で、すごく「岐路」だった今年。
……なんて、年末っぽいことを考えてる。

とりあえずフリーライターという職業を名乗る立場にカムバックし、
本や映画に触れる時間もたっぷり増えたし、
そこそこ明るい年末だなあと思います。
あと数日、まだ読みたい本も残ってるし。

「岐路」は「岐路」らしく、
きちんと正しい方向へ、正しく曲がろう。
そう思います。












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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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