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2019-05

ひっそり始める特別企画「ノーチラス小史」です

夢の中で、歌を歌ってました。
しかも、どこかのライブハウスでお客さんを前にして。

なかなか良い曲で、お客さんも聞き惚れている。
ぼくもすっかりいい気分で、フリなんかつけたりして。

夜中にハッと目が覚めたとき、「ああ、すごくいい曲だったなあ、
忘れないようにメモしたいけど、いや、歌だからメモできないし…」
なんて思ってるうちに、いつの間にか寝てました。

これが今年に入って明確に覚えてる最初の夢、
もしかして、初夢???
これ、吉兆でしょうか、凶兆でしょうか。
夢に詳しい人、教えてください。

ちょっとけだるい、ジャズっぽい曲でした。

●●●●●

さて、ここから先は「特別企画」をお送りします。

平成が終わるので、これを機会に「ノーチラス小史」を書き残します。
連載です(笑)。これは自分のための覚え書きで、
読んでもらえる人もあまりいないと思いますが、
過去に関わった人の中には、懐かしんでくれる人はいるかも知れません。
これからしばらく、ブログの後半に書いていきます。

まずは1回目、「ノーチラス前史」です。

【シアターノーチラス小史】

第1話 ノーチラス前史

シアターノーチラスは最初からシアターノーチラスだったわけではありません。
最初は「チョコレートカンパニー」という名前で劇団を立ち上げました。
さらに言えば、演劇雑誌にメンバー募集の告知を出したときは、
「劇団・月夜の猫」という名前でした。2006年のことです。

出版業界のライター仕事が減り始めたり恋人と別れたりして、
ぼくは当時、千葉県流山市に都落ちしていました。
劇団立ち上げを思いついたのは、1階がビリヤード場の古いマンションの一室。
1日中、スコーンスコーンというビリヤードの音が聞こえてくる暮らし。
虚しい気分の日々を送る中で、「芝居をやろう」と思ったのです。

とはいえ、いきなり思いついたわけではありません。
その前の話があります。

さらにン十年前にさかのぼります。

20代後半。大学を出てエロ本の出版社に入り、とりあえず編集者暮らし。
しかしこのままエロ本作ってていいのか、みたいなことで思い悩む日々。

そんな時、友人に誘われて、別役実『メリーさんの羊』を渋谷ジャンジャンで観劇。
それをきっかけに芝居を観るようになり、
唐十郎の赤テント、劇団青い鳥、遊・全自動機械シアター、ブリキの自発団など、
当時流行していた劇団をいろいろ観てまわるようになりました。

その頃の小劇団は、今とは少し違って反体制的なサブカルの匂いがあり、
ぼくが勤務していたエロ系出版社には、先日亡くなった高取英さんや、
どこかの劇団で芝居やってる無名な人々、役者さんたち、
今は有名になった作家たちが無名のライターとして出入りしていました。
また当時注目され始めていた劇団青い鳥の伊澤磨紀さんに、
大学時代の友人の妹の親友という縁で、インタビューさせてもらったりして、
なんとなくそういう世界に惹かれ始めてる自分がいました。

そんなわけで気がつけば「自分でも芝居やってみたい!」と思い立ち、
ついに、劇団トムソーヤという劇団を立ち上げたのです。
とはいえ、今思えば、怖いもの知らずというか、あまりにも無謀な行動。
やはり雑誌で人を集め、稽古場を借りて、チラシを作り……
本当にド素人だったので、すべて見よう見真似。今思えばボロボロでした。

そのとき生まれて初めて書いた芝居の脚本が、
『子供の情景~あした、天使のように空が晴れたら』。
反抗期の少女と家族の話ですが、ブルーナの『ちいさなうさこちゃん』から始まり、
チャールズ・リンドバーグが出てきたり、ベッドの船で星の海を渡ったり、
巨大なロールシャッハテストが出てきたり、赤い自転車が出てきたりと、
今思えば、かなりファンタジックというかキッチュというか……

ただ、当時は「子供時代」とか「家族」とか、そういうものをテーマにしたくて、
しかも「小学生でも安心して観れる劇団」を目指していたので(笑)、
楽しく観れる芝居を考えていました。料金もなるべく安くしてたし。
「仕事帰りに気軽に立ち寄れる芝居」を作りたかった。

生まれて初めての公演は新宿タイニイアリス。
タイニイアリスは後に新宿御苑に移転しますが、
まだ移転する前の、新宿末広亭の近くにあった頃のタイニイアリスです。
観客用のトイレがなくて、道をはさんで向かいにある喫茶店に、
いちいちトイレを借りにいかなきゃならない小屋でした。

いうまでもなく芝居の出来はひどいし、何の評判にもならないし、
そのまま立ち消えになっても不思議ではない劇団でしたが、
でも20代の自分の、怖いもの知らずな冒険としていい思い出です。
芝居のシの字も知らなくて、よくやったもんです。
周囲の人たちにもいろいろご迷惑おかけしました。
本当に申し訳ありませんでした。

しかし性懲りもなく劇団トム・ソーヤは2回目の公演もやります。
それが『金の夜・銀の森~木々のささやきを聴くためのいくつかの方法』。
この頃は、長いタイトルをつけるのが自分的にカッコいいと思ってました。
場所は、学芸大学前の千本桜ホール。
これも、いろいろな思い出のある公演です。

(続く)





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プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

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