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2019-02

寒いけど、ノーチラス小史は続きます

明け方になると寒くて目が覚めます。
覚めますよね、誰しも。きっと皆さんも。

布団から出る気になれないので仕方なく本を読むか、
早朝からやってる語学番組や幼児向け番組を見ているのですが、
何度も言うように幼児向け番組の出演者がなかなかスゴイ。

朝からクレイジーケンバンドや山崎まさよしやスキマスイッチが
子供やサボテンの着ぐるみ相手にしゃべったり歌ったりしてます。
嘘だと思うなら、明日から早起きしてみてください。

さて世間では100万円を100人にお年玉という企画が盛り上がったり、
「下品だ」と非難されたりしています。まあ、確かにあれ見て、
お大尽が座敷で芸者遊びしてて「それー」と金をバラまく、あれを連想しました。

下品だという感想もわかるけど、よく考えたらバブル全盛期には、
金を握りしめた人たちが、規模は違うけど、似たようなことをしていたし、
きっと金というものは、その人の「本性」をあらわにする存在なのでしょう。
金って面白い。金と人間の関係は、もっと面白い。

ちなみに、ぼくは大金を持ったからといって、あんなことはしないです。ほんとに。
嘘だと思うなら、誰かぼくに大金を持たせてみなさい。

そんなわけで、さあ、本日もいってみましょう。
みんな大好きシアターノーチラスの歴史の時間です。

【シアターノーチラス小史】

第2話 ノーチラス前史(2)

劇団トムソーヤ第2回公演は学芸大学前の千本桜ホールでの
『金の夜・銀の森~木々のささやきを聴くためのいくつかの方法』でした。

出演する女優さんが描いたイラストの、かわいらしいチラシでした。
そう言えば、1回目の『子供の情景』のチラシは、
当時プロとして売れ始めていた某少女漫画家さんがイラストを描いてくれました。
当時は、そういう「手作り感」を大切にしていたのだと思います。

そして芝居のほうも手作り感たっぷりでした。
『金の夜・銀の森』はタイトルどおり木や森林が重要なモチーフなのですが、
白い布を必死で緑に染めたものを背面に垂らすなどして工夫してました。

小学校時代のクラスメイトたちがおとなになって再会。
小学生時代のある夏休みに起こった友達の墜落死事件の真相を話し合う、
という物語で、『子供の情景』と同様ジュブナイルっぽい脚本でした。

木登りが大好きな男の子と、登らせまいとする木の戦い、というのが裏ストーリー。
地球上でもっとも古い「生きた化石」といわれるセコイアセンペルビレンスという木や、
その木が群棲するレッドウッドの森(北米大陸に実在する)がからみます。

なんか、後のノーチラスではあまり考えられないような芝居。
途中で器楽演奏の場面があり、みんなで何度もトルコ行進曲を練習したり、
衣装の早替えが何度もあったりしたのを覚えています。

この芝居はチョコレートカンパニーを立ち上げたときに再演するのですが、
再演のときはミステリー要素を強調して全体を書き直しました。
しかしこの初演のときは、ミステリーな展開よりは、
子供時代への郷愁を前面に押し出していました。

ちなみに、この『子供の情景』と『金の夜・銀の森』には、
僕自身も役者として出演していました。
自分で書いた脚本なのにセリフ覚えが悪くて、本番中に勝手にアレンジするので、
楽屋で、他の役者によく叱られました。

その部分も含めて、2回の公演をやって痛感したのは、
「芝居は大変だ、難しい、演劇とは立派なアートであり総合芸術であり、
とてもじゃないが自分みたいな者にはいいものは作れない」という思いです。
楽しかったけど、芝居としては残念なものでした。

他の役者さんたちは3回目もやる気満々でした。
「次はどういうのをやるか」みたいな話もしていたのですが、
僕自身が結婚して、仕事が忙しくなったこともあり、
劇団トムソーヤはその後、自然消滅してしまいます。

今思えば、ぼくは何の覚悟もなく、決意もなく、なんとなく芝居をやっていました。
何かを創りたいという思いは強かったです。創作意欲は間違いなくあった。
しかし芝居をやるには最低限何が必要か?ということは考えなかった。
若気の至りといえばそれまでですが、今思えば、自分はとても甘かった。

2回の公演を通してそのことに気がついたので、
当然のことながら、芝居はもう2度とやらない、そう思っていました。

そしてその時は、自分が数年後に離婚することや、
出版業界に深刻な不況が訪れることは、まだ想像すらしていませんでした。

(続く)




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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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