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2019-02

もう2度と行くことのできない街に行った

今日は朝から岡崎体育のインタビューに元気づけられました。

昼からは、ある「文学史跡」みたいな場所に行ってみたくて外出、
しかし場所をきちんと確認していなくて、
「なんとなくこのへん」というヤマカンで歩いていたら道に迷ってしまい、
初めて訪れる場所をフラフラとさまようことに。

でも「迷子になるのは楽しいイベント」、
わざと駅から遠ざかる方向へズンズン歩いてみたりする。

何でもない住宅街の真ん中に不思議なトルコ料理の店があったり、
江戸川乱歩の小説に出てくるような古い洋館の病院があったり、
お年寄りが延々連なって歩いていたり、
でも、その場所にもう1度行けと言われても、
もう2度と行けない。まるで蜃気楼のような街。

「あの街、本当に実在したんだろうか? もしかして、錯覚?」
なんて自分を疑ってみるのも、なんか面白い。
そんな冒険の1日。

久しぶりに振り返ります。

【ノーチラス小史】

第4話 チョコレートカンパニー(2)

シアターノーチラスの前身であるチョコレートカンパニーを旗揚げしたとき、
ぼくは流山市に住んでいました。小さな電車しか止まらない静かな街でした。
当時は車を持っていたので、国道16号線をよくひとりでドライブしました。
この道のことは松任谷由実も歌にしてます。

都心に出るのはちょっと不便でしたが、稽古場はおもに渋谷区の公共施設。
なぜかというと、かつて劇団トムソーヤをやっていたとき、
劇団員の中に渋谷区職員がいて、渋谷区の施設をよく借りていたのです。
それがあったので、何となく渋谷が使い勝手がよかったというわけです。

『金の夜・銀の森』の再演にあたっては、脚本をかなり手直ししました。
ファンタジー色をおさえて、ミステリーっぽさを出したいと思っていました。
「ミステリー」をひとつの売りにした劇団にしたかったのです。

謎解きとまではいかなくても、複雑な人間関係の中に謎があり、
隠されていた真実が暴かれていく、という後のノーチラスの基本的なテーマは、
このときからすでに決まっていました。

演出も何もわからない素人が始めた劇団で、いろんな苦労がありました。
でも今思うと、みんな夢中でやっていました。
何かあれこれ問題は起こったと思うのですが、みんな前向きでした。

この公演が終わったあと、役者さんたちがぼくに寄せ書きを書いてくれたのですが、
その寄せ書きは、今も大切にとってあります。
「今まで存在しなかったものを存在させる」というシンプルな体験、
それは劇団であれ物語であれ、みんなにとってとても大切な時間でした。
この旗揚げ公演がとてもすばらしいものだったことが、
後に12年も芝居を続けることの、ひとつの原動力になったと思います。

この旗揚げ公演に集まった人たちの中には、今もつながっている人もいますが、
中にはまったく音信不通の人もいます。どこでどうしているのやら。
公演は2006年9月でした。






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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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