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2019-07

ぼくの部屋が「人類のあけぼの」を迎える日

この部屋に引っ越してきて3年間、1度も使わなかったIHヒーターに、
ついに初めて電気が通りました! この部屋で初めての調理です。

ちょっと理由あってどうしても焼かなければならないものがあり、
さんざん考えた挙句、一念発起してスイッチON。おー、熱いぜ。

初めて火を手に入れた人類もこんな気分だったのでしょうか。
昨日まで生肉しか食べられなかった人類が、
初めて焼いた肉を口にする日がやってきたのです。
(あ、ぼくは生肉は食べてないです、あくまでも「たとえ」です)

ところで、初めて肉を焼いた人類は、なぜ「焼いてみるか」と考えたのだろう。
「焼いたほうがうまいんじゃないか?」と誰かが言い出したのだろうか。
でもなぜ?

仕留めた動物が何であれ、いろんな部位の肉があったはずだけど、
部位による味の違いなんかも、きっと感じてたんだろうなあ。

そんなわけで、ぼくの部屋も、ついに「人類のあけぼの」を迎えました。

とはいえ、部屋そのものは寒い。
今朝も寒くて明け方に目が覚めたので、ガタガタ震えながら映画を観てました。
どうにかならんのか。この寒い部屋。

アッバス・キアロスタミ監督『桜桃の味』という不思議な映画です。
今村昌平監督『うなぎ』と同じときにカンヌでパルムドール受賞したとか。
『うなぎ』は大好きな映画です。今村昌平の中で一番好き。

で、『桜桃の味』。イランの映画。
自殺しようとする男が、車を走らせながら、自殺を手伝ってくれる人を探す、
……という話。これ以外に説明のしようがない。
最初から最後まで、これ。映画の中で男はほとんど車を運転しています。

「自殺を手伝う」ということで、去年自殺した評論家西部邁のことを思い出します。
この人の自殺には、ふたりの人が「手伝った」と言われます。
確か不起訴になったと思うのですが、そんなことも考えながら観てました。

この自殺志願の男が最後どうなるかは映画を観てほしいと思うのですが、
観てて一番驚いたのは、ラストの数分間です。

ここには書きませんが、でも「え????」と思いました。
この終わり方? え? え? え? そんな感じ。

気になりますか? 気になりますよね。気になるだろうなあ。
……観てください。

観終わってから、ちょっと考えてしまったのですが、
すこし時間がたってみると、作り手の意図というか、
このラストにしたかった気持ちが少しずつわかってきます。
なるほど、そういう映画なのか。

明け方に目を覚まし、そんな映画を観てから始まる1日。
それもなかなか良いものです。





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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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