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2019-02

宇宙的楽観主義者

さっき寝転がって本を読んでたら、「へぇ!」と思った。

『梁塵秘抄口伝集』という平安時代の歌謡集の中に、火星人の話題が出てくるらしい。
聖徳太子の時代、火星から誰かが地球に降りてきて、歌を歌ったそうな。
しかも、かなりうまかったらしい。
聖徳太子といえば、6世紀か7世紀だぜ。
そんな昔から火星人は地球にやって来てたんだね。
とはいえ、その頃は夜空に輝く赤い星を見ても、それが「火星という惑星」とは認識しなかったはず。
それでも、その赤い色に魅せられて、「あそこには何か住んでそうだな」と想像したんだろうな。

谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』という詩の中には、
地球人と火星人が出てきます。その詩の中では、
地球人は火星に仲間を欲しがり、火星人は地球に仲間を欲しがる。

「万有引力とは ひき合う孤独の力である」

という一節が、なんだかひどく好きです。
僕たちが「愛」とかいう言葉で呼んでいるものも、
もしかしたら、万有引力なのかもしれない。

星と星、宇宙人と宇宙人とは、今にどこかで引っ張り合って、
万有引力によって必ず出会う運命にあるのかもしれない。
今夜、そんな楽観主義者になってしまうのは、
聖徳太子の時代の人々が、早くも「火星人」のことを空想していた、
いや、もしかしたら、本当に出会っていたのかもしれない……と知ったから。

僕たちが「空想」と思っているものは、
もしかしたら、空想なんかではないのかも知れないね。

なんだか今夜は、宇宙的規模の楽観主義者。



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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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