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2019-05

ブラッドベリさんに質問です

久しぶりの月曜日、っていう言い方もヘンですが。
仕事の遅れを取り戻そうと、自分の集中力の限界に挑んでみた。あー。

仕事で米軍立川基地のことを調べていたのだが、
この立川基地にあったランドリーゲートという門のことを歌ったのが、
松任谷由実の『ランドリーゲートの思い出』という曲。
立川基地についての資料には、この曲に触れてるものがたくさんあった。

じつは、この曲の意味、よく知りませんでした。
今日初めて詳しく知って、ああ、そういう歌だったのか、と。

さっき久しぶりに『ランドリーゲートの思い出』を聴きました。
ついでに、松任谷由実をいろいろ流してます。
学生時代は、いつもどこかで松任谷由実が流れてました。
そんな時代だった。

ああ、月曜日の夜に、この切ない気分は何なんだ……。

土曜日は通し稽古。昨日は、それを録画したのを見ながらのチェック。
いつもはナマで見てる役者たちを画面の中で見るのは、すごく不思議。
すごく客観的に、まるで自分とは関係のないもののように(笑)、
芝居全体を見渡せる、その感覚が新鮮です。
これからまた、ひとりで見ようと思ってます。

さて、今日の気になるニュースは、出版大手10社中8社が減収。
相変わらずの出版不況、なんかどんどん悪化してますね。
とりあえず出版業界の端っこにいるおいらとしては、
なんだか、いたたまれない気分です。

おいらが出版社勤めしてた頃は想像もできなかったこの状況。
本や雑誌がなくなる、なんてことはないだろうが、
活字文化とは世の中に絶対に不可欠なものではないのか?
なんて、珍しく真面目に考え込んでしまう。

レイ・ブラッドベリに『華氏451度』という小説があります。
おいら小説は読んだことないけど、トリュフォーが映画化したのを観ました。
華氏451度というのは、紙が燃え始める時の温度。
これは、本というものが禁止された近未来社会を描く社会派SF。
「本は人間を堕落させる悪しきもの」として、政府が派遣したファイアマンが、
あらゆる本を燃やしていくという話。まさに「焚書」ですね。

ネットで歴史を調べたら、焚書は、過去に何回か、いくつかの国で行われてます。
といっても、すべての本を燃やせ!というわけではなく、
ある特定の思想に関する本だけを抹殺する、という特定の本を狙った焚書。

ただ、『華氏451度』にしても、過去に実際に起こった焚書にしても、
そこに共通しているのは、焚書が権力者によって無理矢理に行われている、ということ。
裏を返せば、「本というものは人間に大きな影響力を持つ」ということが
ひとつの前提になっている。

ところが、現実に起こっているのは、ちょっと違う。
外国はどうか知らないが、少なくとも日本では、人のほうが本から離れている。
人間が本というものを必要としなくなり、手離し、遠ざかっている。
権力者が恐れるまでもなかったということ?
人間は、本というものから、それほど大きな影響を受けることもなく、
他に面白いものがあるし、本なんて面倒くさいや、とばかりに無視し始めている。

これは、ブラッドベリも予想していなかった事態かもしれません。
いやあ、ブラッドベリさん、これ、どう思います?

こんな事態を受けて、『華氏451度』とはまったく違う設定の物語が生まれるかも。

本の文化がなくなることを恐れた権力者が、
「毎月3冊、必ず本を読むこと」なんていう法律を作る。
しかし、活字嫌い・本嫌いの人間がそれを守らず、逮捕され、厳罰を受ける。
恐るべし、強制読書社会。誰もが本を恐れ始める。

やがて、社会運動が起こる。「読書反対! 本を焼き捨てろ!」
それが過激化し、テロとなり、
本屋や図書館が襲われ、焼き打ちにあう……

あ、やっぱり本は焼かれる運命にあるんだ。
なんで?

ブラッドベリさん、教えてください。


長文失礼しました!!












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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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