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2019-05

連休の最後の夜に

連休最終日。
予定では今ごろケプラーの第1稿が書き上がってるはずだったけど、
なかなかうまくいかないものです。   人生なんて、ああ、人生なんてね。

途中まで書いた原稿を読み返してみても、どうしても面白いと思えない、
そこで最初からあらためて考え直して、登場人物たちともう一度向き合ってみて……
といったことを繰り返して、全体の設計図を引き直して、最後の場面も変えて……
そして、ようやくキーボード叩く指がなめらかに動き出した。
今は、わりとよい気分。 ふんふんふん……と鼻歌のひとつも出てしまう。

シアターノーチラスは、物語を語る「かたりべ」でありたい、そう思ってた。
そのことを、何度も考えていた連休です。
できることなら、大きなトラックに必要最小限のものだけを積んで、
いろいろな所を回って、物語を語りたい、物語を演じたい、物語を届けたい、
そんな人生が送れるなら、どんなにいいだろうね。

僕が最初に接した物語は、子供の頃、寝る前に親が読んでくれたグリム童話集です。
子供向けの本などあまりたくさん無い家だったので、
そのグリム童話集を何度も何度も聞かされました。
怖くてよく覚えてるのは「ラプンツェル物語」。
とくに怖い場面があるわけでもないのに、なぜあれほど冷たい気分にさせるのか……
僕が子供の頃に住んでいた家は、もとは料亭だったという古ぼけた大きな家で、
料亭だったせいか、ちょっとした趣向を凝らした庭が3つもあったのですが、
風が吹くとその庭の木々がザワザワと恐ろしい音をたてる……
そんな中で聞くグリム童話集はかなりヒンヤリと、幼い僕の聴覚や脳を刺激してくれました。
今考えてみれば、あの寝る前のグリム童話集は、
僕にとって、とても大切な経験となってます。
もしかしたら、あのとき、ザワザワという木々の音をバックにグリム童話を聞きながら、
「自分もいつか、お話を作る人になりたい」と思ったのかもしれません。

きっと誰にとっても、そんな「原点」とも言うべき物語があるような気がします。
生まれて初めて接した、自分の人生とは違う、別の人生=物語。
生まれて初めて知った「物語」を覚えていますか?

最近のお母さんたちは、子供にお話を読んで聞かせるなんて、あまりしないのかな。
いや、そんなことないですよね。
そういうのって、いつの時代も変わらない習慣でしょうね、きっと。

さて、次のノーチラスも、良き「かたりべ」であるように、
がんばって脚本書きます、はい。






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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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