FC2ブログ

2019-02

憑依のためのマシーン

土曜日はとくに早起き。ゴミを出す日だから。
カラスを間近で見るチャンスでもある。

昨夜は『その王国の夜は明けない』に出演してくれた中島君のダンス公演へ。
ダンスを観るのは、ここ数カ月で3回目。
豊永さんがゲスト出演した『パイナップルの育て方』と、
ゴールドシアターの北澤さんが出演された『ラヴィアンローズ』に続いて。
この2本は「前衛的」(という言葉は今どんな意味を持っているんですかね?)な感じだったが、
昨夜のはそれに比べたら、かなり正統派なんじゃなかろうか。

ダンスや舞踏って、何か具体的な「意味」とか「場面」に関係なく、
ただボンヤリと身体を眺めてるだけでこちらの体の中にも何かがスッと入ってくる、
その不思議な「憑依感覚」みたいなのが心地よいです。

ずいぶん前、たまたま渋谷のハチ公前で、
ギリヤーク尼崎さんがクネクネしていて、
それを大勢の人たちが遠巻きに観ている場面に出会ったことがある。

そのへんの街角でそういうことやってる人を見ると、
見物人にヒョイと何かが憑依して、
そのままどこかへ連れ去られるんじゃないかというような、
ハーメルンの笛吹きっぽい恐怖感を感じます。
いや、いい意味での恐怖感ね、いい意味での恐怖感てのもヘンだけど。

見慣れてるはずの「肉体」が、じつは得体の知れない誘惑の装置、
憑依を招く不思議マシーンであることに気づく。
たまには「ダンスや舞踏を観てみたい」と思うのは、そんな感覚が好きだから、ですかね。

実際、渋谷の雑踏の中でギリヤーク尼崎を観ている人たちは、
ちょっと困ったような顔をしていたけれど目が離せず、といった感じで、
まるで現実と非現実の狭間でブラーンと揺れてるような感じでした。

そうだよね、ダンスや舞踏やる人は、
ハーメルンの笛吹きであってほしいよね。
そう思います。

さて、早朝から洗濯機を回してます。
土曜日の朝、暑い。眠い。
精算会までにひと仕事します。





スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://theaternautilus.blog99.fc2.com/tb.php/371-982fb087
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示