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2019-05

ウィンナー猫

自転車置き場から部屋に上がるための階段の横に、
作業小屋みたいなのがあって、その屋根に猫が寝ている。

それが最初の出会い。

呼んでも、警戒してるだけで近づいてこない。
東京の猫はすぐになつく猫と全然なつかない猫とハッキリ分かれるが、
どうやらヤツは人間嫌いのタイプらしい。

野良猫かなと思うが、色と模様は完全にアメリカンショートヘア。
アメリカンショートヘアの野良猫?

急いで部屋に入り、冷蔵庫から小さなウィンナーソーセージを1本。
それを見せると、興味は示すが、やはり近づいてこないで及び腰。
仕方なくウィンナーを放ると、うまく足元に落ちた。

驚いたように僕を見て、それから足元のウィンナーを見て、
食べるかと思えば、じっとしてる。
見てられると食べられないのかと思い、部屋に入る。
10分くらいして見にいくと、ウィンナーはなくなっていた。

で、猫は場所を変えて、こちらをじっと見ている。

よし、徹底的に僕の印象を残してやろうと思い、
ウィンナーをもう1本持ってきて放る。
で、今度はさっさと部屋に戻り、また10分後に見にいくと、
ちゃんと食べてある。よしよし。

そのウィンナーを進呈したのは、この僕だ、いいか、よく覚えておけよ。
で、今度会った時には、愛想のひとつもふりまいておくれ。
そう言い聞かせる。

以上は、昨日のこと。

そして今日も、ヤツはいました。
僕が話しかけても、やっぱり警戒心120%。
ただし今日は「こいつ、なんかヤだけど、ウィンナーくれるんだよね」
みたいな、ジレンマというか、微妙な表情を浮かべてる。

もちろん、あげました、ウィンナー。
ヤツは僕には従順ではないが、ウィンナーには従順なのだ。
今日もすぐ食べた。

よしよし、まあ、いいさ。
そうやって少しずつ距離を縮めていこう。

さっき、台所の窓から外を見たら、
ヤツはとなりのマンションの塀のところに寝そべって、
蝶が飛んでいるのを目で追っていた。

僕が呼ぶと、ハッとした顔でこちらを見る。
そんなときヤツは、「あ、ウィンナーの人だ」と気づくのかね?
それとも、ウィンナーを持ってないと、
ウィンナーの人だとはわからないのか?

そろそろ雨が降りそう。雷が鳴っている。
ちゃんと雨宿りしなよ。

冷蔵庫には、まだウィンナーがたっぷり。うひひ。



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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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