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2019-02

暑かったですね

今日は暴力的な暑さの中、電車を乗り換えての外出。
たまたま武田泰淳の『目まいのする散歩』を持っていたのだが、
本当にめまいがしそうだった。

武田泰淳は猫や犬を撮る写真家でもある随筆家武田花の父親である文学者だが、
文体がなんだか似てる、気がする。気がするだけかな?

でも、文字を目で追っていると、
ボソボソとした声が聞こえてくるようなところは似ている。

どんな本でも、本を読むときって「声」を感じるよね。
文章には、言葉には、文字には、必ず「声」がある。
本によって、いろんな「声」が聞こえてくる。

だって、目で文字を追っているとき、
頭の中では「発音」というか「発声」してるでしょ?
違う? そういうもんじゃない?

僕はけっこう明確に「声」を感じてます。
みんなどうなんだろう、急に気になってきた。

何かを「読む」という行為は、何かを「聞く」こととつながってる。
あるいは「聞こえてくる」でもいいけど。
このふたつの行為は、本当は、すぐ隣り合わせなんじゃないか?

そういえば、役者の人は初めて脚本を読むとき、
そのへんどうなんだろう。
文字を目で追いながら、頭の中ではどんなふうに「発音」「発声」してるのだろう。
ああ、これも気になる。

まあ、何にしても、
武田泰淳の文章と花の文章は、よく似た声が聞こえてきました。
親子だねえ。

『目まいのする散歩』の最初のほうに、
伊藤整はガンで死に、三島由紀夫は割腹して死んだが、
自分はどうやって死ぬのだろう、みたいなことが文章があって、
で、じたばたせずにボケて死にたいと書かれている。

そりゃまあそうだよね、と思いながら、
実際この人はどうやって死んだのかを調べてみたら、ガンでした。
そうか、なかなか思いどおりにはいかんのだな。

なんてことを考えながら、猛暑の中を帰宅。
暑さで疲れて、ビール飲みながら何も考えず日韓戦を見てました。

あ、でも今すごく眠いのは、
今朝はずいぶん早起きしたからなのか。忘れてた。






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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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