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2019-07

ジワジワな1日

最近、風呂上がりに安いビールを飲むのだが、
これがやたらと水っぽいビールで、全然酔わない。
で、さっき気づいた、これ、水っぽいビールではなくて、
ビールっぽい水なんだね。

おかげで1本飲んでも、その後ふつうに仕事できるし本も読める。
ありがたいことです。

今日は、昨日締切りだった仕事と明日締切りの仕事があって、
両方からジワジワ責められてるような落ち着かない気分。

いや、そう言わないでまずは落ち着くべし、と思って、
朝から志ん生の『粗忽長屋』を聞いておりました。
急がなきゃいけない時に聞く志ん生の落語は、
なんともまあゼイタクな気分ですな。

『粗忽長屋』は、「あわてんぼうの男」と「いきだおれの死体」の噺。
ある男がおりまして、人だかりがしてるので何事かと思って見てみたら、
いきだおれの死体。しかもよく見たら死んでるのは自分の友達らしい……
というところから始まります。

誰の本だったか忘れたけど、『大江戸死体考』という新書版の本がある。
江戸時代には、身近なところに死体がゴロゴロしてたらしい。

そりゃまあそうだろう、侍の「ためし斬り」なんて迷惑なものがあったし、
犯罪者の処刑は、庶民にとっては弁当持参で見物する「娯楽」だった。
吉原の遊女たちは病気になると死体は投げ込み寺にポンポン投げ込まれた。
死体に対する感覚も、今とはずいぶん違ったんだろうな。

『粗忽長屋』という落語も、生と死があいまいな時代なればこその物語。
このオチはさ、もしかしたら、ものすごい哲学的命題なんじゃないかい?
なんて思ったりもするが、そう思わなくても、まあ、ふつうに面白い。

同じように死体をあつかった噺『らくだ』も好きだけど、
『粗忽長屋』のほうがシンプルでストレート。

それにしても、志ん生の声はいいねえ。
時間がベローンと間延びする感じがするねえ。
こういう親戚のおじいさんが欲しいねえ。

……なんてこと考えながら現実逃避。
と思ったら、現実が追いかけてきました。
珍しく原稿の催促のメールをもらい、どちらさまも大変恐縮です。

明日は12月公演について打ち合わせ。
だんだん歯車が回ってきました。







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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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