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2019-02

寒かったですね

寒かったですね。
ぼくは朝から髪を切りにいったので、
頭が冷え冷えして、なおさら寒かったです。

でも、これからますます稽古の密度が高くなり、
今のうちに行かないといつ行けるかわからないので、
寒い中がんばって自転車を走らせました。

しかし日中は寒さのために頭が働かず、仕事を放棄、
ユニクロのフリースを着て、
光文社文庫の「探偵小説の風景」に逃避。

これ「トラフィックコレクション」というサブタイトルで、
戦前の探偵小説の中から、
乗り物が出てくる作品を集めたアンソロジー。

戦前だから、汽車(電車ではない)や乗合いバス、
あと、横溝正史の短編では隅田川の怪汽艇が登場。
わくわくします。オススメです。

乗り物を舞台にしたミステリーで最も有名なもののひとつは
クリスティの『オリエント急行殺人事件』だと思います。
あの真相のビックリも有名だけど、
僕が驚いたのはこの小説の背景として
リンドバーグの子供の誘拐事件がからんでいること。

初めて読んだのは中学1年のときでしたが、
現実に起こった事件を元にして、
あんな奇想天外なミステリーが生まれるなんて、
作家とはすごい才能を持った人種なんだとひどく感心しました。

今、列車がからむミステリーベスト1を選ぶなら、
文句なしにアイリッシュの『死者との結婚』。

列車の中で出会った富める女と貧しい女。
富める女は結婚したばかりで指輪をはめていた。
貧しい女は絶望のドン底にいて死を考えていた。

貧しい女は富める女の指輪を借りて、自分の指にはめてみる。
指輪を眺めながら、自分の不幸をあらためて感じていたら……
その瞬間、列車は脱線事故を起こし、富める女は死んでしまう。

そして、貧しい女はたまたまはめていた指輪のために
富める女と間違われてしまい、
悩みながらも彼女は、富める女にすり代わって生きる決意をする。

こんな皮肉な設定の物語、よく考えたよなあ。
これじつは、日本で1960年に映画化されてるのだけど、
どこのレンタル店にも置いてない。
『死者との結婚』というタイトルです。
どなたか見かけたら教えてください。

不謹慎な話ですが、先日の上海の脱線事故のときに、
この物語のことを思い出した。
中国は貧富の差が大きいから、
この物語のようなことが起こってもおかしくない、なんて。
まあ、起こらないだろうけど。

さて、何か食べよう。
温かいものがいいな。
うちに何か温かいものあったっけ?
うーん……















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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
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