FC2ブログ

2019-05

「ひとり」と向き合う

昨日だったか一昨日だったか忘れたけど、
なんとなく『長いお別れ』の冒頭を読み始めたら止まらなくなり、
そのままずっと最後まで読み続けた。

最初に読んだのはもう10年以上、いや、もっと前?
その時はなんか長い小説だなあと思ったけど、
今回はアッという間に読み終えた。

小説って、それを読むのにちょうどいい時期ってある。
今のぼくは『長いお別れ』の時期なのでしょう。

テリー・レノックスとマーロウとの奇妙な友情のことを
前に読んだときは正直よく理解できなかった。
今はスッと胸の中に落ちてくる。

それに、フィリップ・マーロウはひとりで生きてるけど、
その「ひとり」ということの意味が、とてもリアルに思える。

「ひとり」というのは、もちろん「ひとり」ということだけど、
ただ、人数としてひとり、世帯人数がひとり、単独で仕事してる
……などなど、そういうことではなくて、
もっと本当の意味での、ひとり。

ひとりで生きている、ということがどんなことなのか、
そのことに気がつくのも、きっと「時期」なんだろうな。

「ひとり」と向き合う……この矛盾した言葉。
この逆説的な言葉の響きが、とてもなまなましい。

「ひとり」というのは状態ではなく、現象だよね、きっと。
……なんてことは『長いお別れ』のどこにも書いてないけど。

ワインが飲みたい、冷蔵庫の中で冷えてるんだ。赤も白も。

でもコルク抜きがないんだよね。










スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://theaternautilus.blog99.fc2.com/tb.php/489-eaad164f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
web.fc2.com/index.html

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示