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2019-02

赤にするか白にするか?

「無事に校了しました」というメールを受け取り、
年内の仕事も終わりである。早いね。

午後は自転車に乗ってワインオープナーを探す……
と思ったら、100円ショップですぐに見つかりました。
今夜はブラタモリ見ながらやっと飲める。

これから年末は次回公演の脚本、読書、映画、その他もろもろ。
あと、この部屋に引っ越してくるときに車を手離したために
最近運転をしていないので、たまには車を借りてドライブ。
年末は道が空いてるからね。

昨夜から図書館で借りてきた
四方田犬彦の『「七人の侍」と現代』を読んでいるのだが、
これがすごく面白いです。ヨモイヌ~。

『七人の侍』がキューバやパレスチナ、セルビアモンテネグロなど
政情不安な国でどのように受け入れられているかという話から、
1954年という政治的に微妙な時期に作られたことが
作品の上にどんな影響を落としているかなど、
「へー」の連続。

日本では黒澤明なんて過去の巨匠って感じで、
名前は知ってても作品を見たことある人は意外と少ないかもですが、
海外では今も熱狂的に支持されている。

強者と弱者、善人と悪人、支配者と被支配者など、
わかりやすい対立構図はどこの国でも同じなんだね。
あと、キャラクターの造形っぷりが万国共通なのかな。

黒澤明の作品で何が好きかと聞かれたら、
……というか、1度も聞かれたことありませんが、
現代ものなら『野良犬』、時代劇なら『蜘蛛巣城』と答えます。
この場合、『七人の侍』は別格、というのが前提です。

これ初めて観たのは、大学時代(いや、浪人時代かな?)、
火事で焼ける前の京橋フィルムセンターのことでした。
その時は正直言って、面白さがわからなかった。
でも、その後何度も観るうちにメチャクチャ面白くなってきた。

おとなになるにつれて面白さが増すというのは、
きのう書いた『長いお別れ』と同じ理屈なんでしょうかね。
世の中の構図が少しはわかってきたから?
人間の奥深いところを少しは感じるようになったから?

何にしても、全然わからないよりは、
少しでもいいからわかったほうが得ですな。

あ、京橋フィルムセンターのこと書いたら、
いろんなこと思い出してきた。

浪人中から大学時代にかけて、映画館で映画を観る金がなくて、
小さな自主上映会みたいなのを回って、
フェリーニやヴィスコンティやパゾリーニなんかの映画を観てた。

日伊文化交流センター(だったかな? きっと違うな)なんていう
映画を上映する環境ではない場所でも自主上映をやってる時代で、
珍しい映画がいろいろ観れたんだよなあ。

あの頃は貪欲だった。
「なにがなんでも観なきゃ」みたいな強迫観念にせかされてた。

そうだ、貪欲でいなきゃね、一生涯ずっと。
そんなことを思う2011年の年末である。












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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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