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2019-02

昔、住んだ町

最近、仕事の関係でときどき新中野に行きます。
じつは新中野は、大学を出て会社勤めを始めたときに住んだ町。

超貧乏学生だった僕は大学の4年間、電話ナシで過ごした。
そして、新中野のアパートで初めて自分の電話を引いた。
なんて文化的な生活なんだろう!と思った(笑)。

今日は約束の時間よりも少し早めに新中野に行き、
自分が住んでたあたりに行ってみた。
あの頃おんぼろだったアパートはおんぼろのままで健在。

アパートの前は女子美術大に抜ける通学路だったので、
不思議な格好の女の子がよく歩いてたなあとか、
近くのクリーニング屋が火事になり、夜中に見に行ったなあとか、
アパートの大家さんの娘は出戻りだったけど美人だったなあとか、
いろんなことを思い出した。

あの頃は、社会人になって自分がどんな人生を歩んでいくかなんて
まったく想像できなかったなあ。
将来なんて、すべてがボンヤリしてた。

じつは大学卒業と同時にそこに引っ越し、
引っ越しの翌日から友達と卒業旅行でパリへ。
パリに3週間いてガリガリに痩せて帰ってきて新中野生活が始まった。
だから、なんだか自分が異国の人のようだった。
そしてその異国の人のような気分のまま、3年ほど暮らしたのだ。

うーん、なんだか切ない気分になり、そのまま仕事へ。
昔住んでた場所を見るのは仕事のあとにすればよかったと、
ちょっと後悔しました。

あの頃の僕は、今の僕を想像もしてなかった。
想像もしていなかった未来に、今こうやって生きてる。
そう思うと、不思議な気分。

少し待っていれば、アパートのサビだらけの階段を、
あの時の自分が降りてくるような、
大袈裟ではなくて、本当に本当にそんな気がした。

結局、人は、未来の自分なんて想像できないのだ。
10年後も5年後も、いや、1年後や、1週間後、
明日の自分だって、絶対にわかりゃあしないのだ。

でも、わからないからこそ、生きていけるのかも。
わかってたら、つまらないよね。

今こうやって、縁があって新中野の行くのも、
もしかしたら、そんなことに気づかせるために
神様が仕向けてるのかも。

あのときから、決まっていたことなのかも。





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TheaterNautilus

Author:TheaterNautilus
シアターノーチラス代表・今村幸市によるブログです。
年に2~3回、オリジナルの脚本による芝居を上演しています。
次回公演は2018年10月です。
http://theaternautilus.
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